10 月 4 日、矢板市生涯学習フェスティバル 2026 開催
ステージに立つ人も、客席で楽しむ人も。子どもから大人まで、世代を越えて笑い、歌い、心を躍らせた一日。さまざまな「好き」や「やってみたい」が集まり、会場いっぱいにワクワクが広がりました。
このまちを想い、関わる人たちが一緒につくり上げてきた生涯学習フェスティバルは、今年で 3 回目。新たな出会いと挑戦を重ねながら、まちと一緒に歩んできた 3 年間の軌跡を、当日の様子と共に振り返ります。
多世代でつくるオープニングアクト

藤田アナウンサーのナレーションによるオープニング動画に続き、けん玉を使った開幕宣言。ピアノや太々神楽、民謡、フィジーク、ダンス、ロックなど、ジャンルを越えた多彩なパフォーマンスが融合するステージが繰り広げられました。

「わがまち、このまち、矢板市は
幸せがある 明日がある」
これは、毎日正午に流れる「矢板市の歌」。今回は、ピアニスト 井上 千裕さんの演奏に合わせて会場全体で合唱する一幕も。世代もジャンルも越えて、みんなで「矢板を楽しむ」特別なオープニングとなりました。
裏方も楽しい、 中高生ボランティア
前々日の会場づくりから当日の運営、そして撤収など、延べ 197 人が参加。たくさんの中高生ボランティアが、みんなで協力し裏方作業でも楽しみながら、イベントを支えてくれました。


生涯学習フェスティバル年表 みんなでつないだ3年間
2024
- 6月 生涯学習フェスティバル実行委員会 発足
- 9月 けん玉動画はじまる、初めての記者発表、とちぎテレビの取材を受ける、生涯学習フェス公式インスタグラム 開設
- 10月 矢板市生涯学習フェスティバル 開催
2025
- 2月 スピンオフ企画 トークイベント留学のすすめ 開催
- 5月 生涯学習フェスティバル実行委員会 発足、スピンオフ企画「アカデメイア Ⅼ」 海洋研究開発機構訪問(横須賀市) 夢中人講師 高野淑識氏との打合せ
- 6月 広報やいた12月号 フェスティバル特集が日本一
- 7月 スピンオフ企画 トークイベント夢中人やいた2025 開催
- 10月 夢さくら博 ブース出展
- 11月 矢板市生涯学習フェスティバル2025 開催
2026
- 2月 スピンオフ企画トーク&ライブイベント 夢中人2開催
- 3月 スピンオフ企画メイクイベント メイククエスト開催
- 5月 生涯学習フェスティバル実行委員会 発足
- 7月 スピンオフ企画美・探・SUN開催
- 8月 全国高校生ボランティアアワード2026 受賞ブース出展
- 10月 矢板市生涯学習フェスティバル2026 開催
魅惑のステージ発表
世代・ジャンルはなんでも OK。何かに夢中になっている 17 の団体や個人が、日頃の練習や研究の成果を発表しました。




ココロオドル体験ブース
地域団体やシニアクラブ、各種企業や学校など、26 の団体が出展。アリーナとサッカーグラウンドでさまざまなワクワクが生まれました。




その先へ。本気で向き合った5カ月

初代から受け継ぐ想い、さらに前へ
「もっとワクワクするような体験を」
「楽しく多世代交流を」
第 1 回から大切にしてきたこれらの想いを受け継ぎ、準備を重ねてきました。3 年目の今年、特に意識したのは「常に前進すること」。これまでの良さを残しながら、新しい企画や演出にも挑戦しました。
「やりたいこと」には、限られた時間の中で「できること・できないこと」があり、みんなの考えがぶつかることもありました。でも、それはとても大切なこと。中高生ならではの発想と大人の現実的な視点が交わるからこそ、幅広い世代が交流し、一緒に楽しめるイベントになるのだと思います。
ぶつかる意見、そして一つに
特に議論になったのは、エンドアクトの内容です。昨年までのドラムサークルを続けるのか、新しい形に挑戦するのか。伝統を大切にしたい人、新たな一体感を生み出したい人。それぞれに譲れない想いがあり、時には意見が対立することもありました。でも、話し合いを重ねる中で、互いにどれほど真剣にフェスティバルと向き合っているかを知り、目指す方向が一つになったように感じました。
昨年のスピンオフ企画「夢中人 2」で出会った Surpass さんが、今回のステージにも出演してくれたこともうれしかったです。人と人とのつながりが、次の出会いにつながっていく。当日、会場のみんなが手作りのエコマラカスを持ち寄り、音楽に合わせて一つになった瞬間は、思わず涙が出るほど感動しました。
無事に終えられた喜びや安心感もありますが、今は寂しさが一番大きいです。頼もしくて、おもしろくて、何事にも真剣な仲間たちと、一つの目標に向かって歩んだ 5 カ月間。長かったようで、あっという間でした。一緒に悩み、支えてくれた仲間や関わってくれた全ての皆さんへの、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつか、矢板に帰ってくる理由に
生涯学習と聞くと、少し難しく感じるかもしれません。でも、何かを体験して新しい発見をしたり、誰かの挑戦に刺激を受けたり、これまで知らなかった人と言葉を交わしたり。そんな小さな学びや出会いを、もっと多くの人に楽しんでほしいと思っています。
実は、私は矢板市に住んでいません。最初は、そんな自分に委員長が務まるのか不安もありました。でも、地域の皆さんや企業の方々が温かく迎えてくれて、矢板は本当にすてきなまちだと感じました。
いつか「矢板といえば生涯学習フェスティバル」と言ってもらえるようになってほしい。子どもから高齢者まで、年に一度みんなが集まる地域の居場所に。そして、矢板を離れた人にとっても、このイベントが帰ってくる理由になれたらうれしいです。
われわれは、夢中人だ。
みんなが一つになったエンドアクト
Surpass サーパスライブ



このまちは、きっともっとおもしろい。
中高生を中心とした、これまでにない実行委員会が生まれたのは 3 年前のこと。挑戦と学びを繰り返し、世代を越えてアイデアを出し合った第 1 回。新たな仲間を迎え、規模の拡大に向けて試行錯誤を重ねた第 2 回。そして迎えた第 3 回。
自分たちで考え、悩み、時には大人と意見をぶつけ合いながら、答えを見つけていく若者たち。その挑戦を受け止め、ともに考え、ともに汗を流す大人たち。誰かの「やってみたい」が、また誰かの背中を押し、いつしか「留学のすすめ」「アカデメイア L」「夢中人」「美・探・SUN」など、新たな学びの場・多世代交流の場も生まれました。
このまちに暮らす人も、そうでない人も。年齢も、立場も違うけれど、一つの想いを持って集まり、笑い、悩み、時にはぶつかり合う。そうして積み重ねた時間が、今年のフェスティバルをつくりあげました。
誰かが用意したものでなく、自分たちでつくりあげる楽しさを知る。一人の「やってみたい」が、また誰かの「やってみたい」につながっていく。
「幸せがある 明日がある」
矢板市の歌にあるこの言葉。3 年前には、まだ誰も知らなかった出会いが、まだ誰も想像していなかった幸せな景色が、今、ここにあります。
このまちの物語は、まだ途中。
この先、どんな夢中があるだろう。
どんなつながりが生まれるだろう。
そして、どんな明日をみんなでつくりあげるだろう。
もう、ワクワクがとまらない――。
そう、われわれは、夢中人だ。

