私たちの身体は、食べたもので作られています。病院で栄養指導に携わっていると、次のような食事をされている方をよく目にします。
朝食:パンとコーヒー、昼食:うどんまたはラーメン、夕食:ごはん・魚または肉料理・野菜の煮物やサラダ。あと、3時のおやつに煎餅やクッキー。
「自分もこんな感じだ!」と思った方は要注意です。この1日の食事は、身体にとって大切な栄養素が不足しています。それはタンパク質です。
何もしないでいると、高齢になるにつれて徐々に筋肉量は減っていきます。足腰を鍛えるために意識してウォーキングをしたり、身体を動かしたりしている方も多いと思います。それはとても良いことですが、ぜひそこにプラスして、食事も意識していただきたいのです。
筋肉量を増やすためには材料である「タンパク質」が必要です。また、摂取エネルギーが不足した状態で運動をすると、逆に筋肉量が減ってしまう恐れもあります。
筋肉量が減ると何が起こるでしょうか。
疲れやすくなる → 動きたくなくなる → さらに筋肉量が減る → 転びやすくなる → 骨折しやすくなる → 寝たきりのリスクが高まる。さらに、飲み込む力が弱くなり、むせやすくなる方もいらっしゃいます。
毎日の食事は、自分自身を守る予防医療です。健康寿命を伸ばすために、なるべく毎食しっかりとタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)を摂りましょう。必要なタンパク質量の目安は大人の場合、体重×1g(運動習慣がある場合は×1.2 ~ 1.5g)です。ちなみに、前述した1日の食事のタンパク質量は約30 ~ 35gです。
飛騨市民病院では栄養指導を行っています。食事に不安や悩みがある方は、受診時に「栄養指導を受けたい」とお伝えください。美味しく食べて健康に!その道を一緒に考え、進んでいきましょう。
※腎臓病のある方はタンパク質制限が必要な場合があります。主治医にご相談ください
飛騨市民病院
0578-82-1150
