米山町・中新田
岩渕 あゆみさん
いわぶち あゆみ
1989年生まれ
Profile
涌谷町出身で、小牛田農林高校、仙台大学に進学。高校時代はインターハイ2年連続出場や東北大会優勝を経験。現在は佐沼中学校で保健体育の教師とバスケ部顧問を務める。夫も柔道経験者で3人の子どもも大の柔道好き。好きな食べ物は焼き肉、カキ、寿司。
「表彰台に登れたのは、周囲の理解とたくさんの支えのおかげです。感謝してもしきれません」と、満面の笑みを浮かべる。6月20、21の両日、埼玉県上尾市内で開かれた「2026年日本ベテランズ国際柔道大会」で、女子個人の部と団体の部の両方で金メダルを獲得した。
柔道との出会いは小学6年生の時。見学したスポ少でその楽しさに目覚め、小・中・高・大学と柔道漬けの生活を送ってきた。柔道部顧問だった恩師への憧れから、大学卒業後は教員の道へと進み、柔道と関わりながら日々を過ごしてきた。
昨年の夏、米山中柔道部の顧問だった岩渕さんは、部員の全国大会出場に同行。指導者としての目標を一つかなえたと感じる一方で「自分も競技者としてもう一度挑戦したい」という思いが胸中にこみ上げ、大会への出場を決意した。今大会に向け現役時代の体重まで戻す減量に挑戦。家族の食事作りや学校での給食指導もある中での減量はつらく、仕事の合間を縫っての練習も決して楽ではなかったが、家族や職場、生徒たちの応援もあり、諦めず乗り越えることができた。迎えた大会当日、久々に味わう実戦の緊張感を楽しみながら、得意の内股を武器にトーナメントを勝ち進み、冷静な試合運びで見事2冠を達成することができた。
「こんな私でもできたので、『自分も何かやってみるか~』と挑戦する人が増えたらうれしいです」と照れくさそうに笑う。岩渕さんが踏み出した一歩は、誰かの背中を押す道しるべとなるはずだ。
大会の翌週には、生徒たちが寄せ書きを用意して優勝を祝ってくれた。
