問(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会 ☎62-6030 FAX 62-6033
2月25日、アカアマダイ種苗の放流を行いました。
アカアマダイは東シナ海を中心に広く分布している魚で、日本海側では青森県付近、太平洋側では本州中部付近まで、生息が確認されています。上関町でも水揚げされる高級魚の一つです。海底が砂や泥の「砂泥質」の場所に穴を掘って、そこをすみかにする、穴掘り上手な魚として知られています。
放流にあたっては、アカアマダイならではの気を付けるポイントがあります。強いストレスがかかると「狂奔」と呼ばれる、水面近くを立ち泳ぎするような状態になることがあります。トラックの水槽タンクから、ホースで海へ送り出す際もできるだけ負担をかけないよう丁寧に行いました。また、水面に浮いてしまうとカモメや鵜などの海鳥に見つかりやすくなり食べられてしまうため、放流は鳥の目につきにくい暗い時間帯を選んで行いました。放流場所も、大型魚や海鳥による食害を受けにくく、海底が砂泥質であることを大切にして選定しました。
放流後は、その場でしばらく観察しました。最初は水面を立ち泳ぎしていたアカアマダイたちも、時間がたつにつれて、ゆっくりと海底へと潜っていきました。翌朝も観察しましたが、食害の様子は見られず、安心しました。
来年度は、アカアマダイに加え、シロアマダイの放流も予定しています。海に帰って行った小さな命たちが、1尾でも多く元気に育ってほしいです。
(柏原)
