4月から「100%プラ製品」も資源ごみへ
これまで、資源として出せるプラスチックはマークのついた「プラ製容器包装」だけでした。そのため、バケツやハンガーなどの「100%プラスチックでできた製品」は可燃ごみとして燃やすしかありませんでした。
しかし、この4月からはこれらも「プラスチック類」としてまとめて回収し、リサイクルできるようになりました。
実はもったいない? 可燃ごみの中身
実は、可燃ごみの中にリサイクル可能なプラスチック資源が約13%含まれています。
さらに、今回新たに出せるようになった「プラ製品」がごみ全体の約5%含まれていることが分かります。これらをしっかり分別するだけで、市の可燃ごみを減らすことができます。
飛騨市の家庭系可燃ごみの内訳
| ■全体の内訳 | ごみ質量kg | 割合 | 想定量t |
|---|---|---|---|
| 生ごみ(厨芥類) | 45.07 | 36.8% | 1,261 |
| 紙類 | 35.82 | 29.3% | 1,002 |
| プラスチック資源 | 15.58 | 12.7% | 436 |
| 衣類 | 6.3 | 5.1% | 176 |
| 木・竹・わら類 | 16.63 | 13.6% | 465 |
| 不燃物 | 1.83 | 1.5% | 51 |
| その他 | 1.13 | 0.9% | 32 |
| 計 | 122.36 | 100.0% | 3,423 |
| ■プラスチック資源の内訳 | ごみ質量kg | 割合 | 想定量t |
|---|---|---|---|
| ペットボトル | 0.71 | 0.6% | 20 |
| プラ製容器包装 | 8.60 | 7.0% | 241 |
| プラ製品 | 6.27 | 5.1% | 175 |
| 計 | 15.58 | 12.7% | 436 |
海や環境を守るため、県内でもいち早くスタート
近年、海洋プラスチックごみなどが世界的な問題となっており、国もプラ製品のリサイクルを強く推進しています。
市ではこの動きを受け、県内でもいち早く検討を進めてきました。これまでプラ製容器包装のリサイクルでお世話になってきた富山市の(株)富山環境整備と連携し、新たなリサイクルの仕組みをスタートさせます。
「どんなプラ製品なら出していいの?」と迷ってしまう方のために、次のページで実際に出せるものの例をご紹介します。
それ、プラスチック資源です。プラ100%製品はこれ!
お風呂・洗面用品
洗面器・ヘアブラシ・くし・歯ブラシなど
文房具など
三角定規・定規・CD・クリアファイルなど
台所用品
スプーン・フォーク・皿・ボウルなど
収納用品
ハンガー・洗濯かご・バケツなど
屋外用品
ちりとり・じょうろ・プランター
※泥や土は洗い落とすこと
おもちゃなど
※金具類が付いていないこと
梱包用品
発泡スチロール・包装用緩衝材・PPバンド・ビニールひも
指定ごみ袋をしばって出すことのできない大きなものは「粗大ゴミ」になります。
飛騨市リサイクルセンターに直接お持ち込みください。
分別・収集の現場から
■プラスチック類の一括回収で大きく変わった点は何でしょうか?
100%プラ製品であれば一緒にして出せるようになったことで、家庭での分別やセンターでの仕分けが楽になったと思います。
■市民の皆さんに特に注意していただきたいことは?
仕分けの現場では、プラ製品がスーパーの袋などにまとめて入れてありますと、たとえ正しく分別されていたとしても、やはり中身を確認しないといけないので、袋を破いて見る必要があります。確認しやすいよう、まとめずにバラして出していただけると助かります。
また、別の資源になるペットボトル、可燃ごみにするような汚れのひどいもの、50㎝を超える大きなものがそのまま入っていることもあります。
汚れを洗って落としたり、大きなものは切るなど、分別や出し方などについてはルールを守っていただくようお願いします。
■回収されたプラ製品の現状は?
4、5月の指定ごみ袋でのプラ製品の回収量は、昨年同月より増えており、市民の皆さんへ徐々に浸透していると考えています。
■プラスチック類の一括回収に期待すること
可燃ごみの中から100%プラ製品が減ることで、可燃ごみの量および、埋め立てるしかない焼却灰の量が減ることが想定され、未来の環境負荷の軽減につながります。また、リサイクル可能なプラスチック資源の量が増えることで、循環型社会の実現に近づくことを期待しています。
■分別の判断に迷った時は?
ご家庭にある「ごみ分別収集カレンダー」に、プラスチック類の分別方法や出し方を記載していますのでご確認ください。また、ごみ出し支援アプリ「さんあ~る」内の「分別帳」でも、品目ごとに分別方法を確認することができます。それでも分別に迷うときや、記載のないものの分別方法については、環境課へ直接お問い合わせください。
環境課 電話 0577-73-7482
プラスチックは豊かな資源 リサイクルで生まれ変わる
私たちが分別し、市によって回収された「プラスチック類」は、(株)富山環境整備へ搬入され、再資源化されます。それらは、さまざまなプラスチック製品の原料となる「ペレット」になり、私たちの身近にあるプラスチック製品に生まれ変わっています。
■飛騨市のごみ分別の印象は?
飛騨市からのプラスチック資源は、市民の皆様のご協力により、きれいで異物も少なく、リサイクルしやすい状態です。引き続きご協力をお願いします。
■プラスチック類一括回収で大きく変わった点は?
これまで可燃物として出されていた100%プラ製品もリサイクルできるようになりました。飛騨市の分別方法に沿ってきれいな状態で排出していただけるとリサイクル率の向上やリサイクル製品の高品質化につながります。適切な分別をお願いいたします。
【プラスチック類の資源化の流れ】
プラスチックのベール(圧縮した塊)をほぐして細かく破砕します。
専用機械によってプラスチックを素材ごとに自動で選別します。
さらに細かく砕き、プラスチックを洗浄します。
プラスチックを小さい粒(ペレット)状に加工します。
プラスチック原材料が完成しました。この後、様々な製品に生まれ変わります。
プラスチック資源から生まれた製品
