思いを繋ぐ願興寺と、御嵩町の男女共同参画
男女共同参画懇話会会員 細野 淳子
名鉄御嵩駅前にある大寺山願興寺は、10年間の修復工事を経て、古くも新しい姿に生まれ変わりつつあります。素屋根が撤去され、大屋根が姿を現した瞬間、感動というか感激で思わず涙がこぼれました。これまで建物を見て涙が出る経験はなかったため、自分でも驚いています。10年ぶりに雨に濡れた大屋根はキラキラと光り、とても美しく輝いていました。この願興寺は、地域の人々によって支えられ、守られ、愛され続けてきた国の宝です。古くは中山道を旅する人たちが、雨風をしのぎ、夜を明かし、平穏無事や五穀豊穣を祈った場所でもあります。
「10年ひと昔」と言いますが、今年10歳になる小学生は、まだこの願興寺の境内に足を踏み入れたことがありません。子どもの頃に慣れ親しんだ場所や行事は、大人になっても心の近くに残るものです。修復工事の期間中は、直接触れる機会こそ減りましたが、願興寺が人々の心の中で大切な存在であり続けるよう、町内外の多くの方々が手を取り合い、思いを繋いできました。この思いは、多様な人々の願いや思いを尊重し支え合う社会の実現を目指す、御嵩町の男女共同参画の取り組みとも共鳴しています。
人々の思いは昔も今も変わることなく、この御嵩町を支え続けています。そしてその思いは、男女を問わず全ての町民が共に未来を築いていくための大きな力となるでしょう。
問い合わせ:企画課 企画調整係 担当:黒木(内線 2226)
