古川中学校の皆さんと脱炭素に向けて取り組んでいます
古川中学校の3年生有志10人が、同校独自の地域貢献活動「マイプロジェクト」の一環で市環境課と連携し、「市内に脱炭素を普及しよう」の活動に取り組んでいます。太陽光や水力を活用する再生可能エネルギー発電所の見学、ごみの分別やリサイクルなどの実践的な学び、学びから得た知識や気付きをまとめた『ひだゼロカーボンガイド』を発行しました。





誰でも簡単に始められる取組みから始めましょう

環境課の方から声をかけていただき、環境に興味があったメンバーで始めました。個人的には、誰でも簡単にすぐ始められる「食べ残しの減量」で、ごみの減量やごみから発生するCO2の削減に取組みたいです。一人ひとりは微力ですが、全員でやれば大きな削減につながります。市が全国の手本となって取組みが広がり、環境的にも人的にも豊かなまちになるといいですね。
ガイドブックで脱炭素の暮らしへの浸透を

夏休みの科学作品で、石油を使わない発電方法を研究・試作するなどエネルギーに関心を持っています。個人的には、講義で教わった簡単にすぐ始められる「ごみの分別」に率先して取り組みたいです。地域と地球はつながっているので、市民だけでやっても効果は小さいかもしれませんが、半年かけて作ったガイドブックで脱炭素がより浸透し、広がってほしいです。


古川中学校の皆さんが製作した『ひだゼロカーボンガイド』をより身近に活用していただこうと、皆さんが取り組んだ脱炭素の行動を自己評価できる仕組みを備えたポイント制度を企画し、令和8年度中に開始する予定です。また、皆さんの行動がどのような効果を生み出しているかを目に見えるようにする仕組みとしてアプリも開発中です。これらを利用して、気軽に楽しみながら、みんなで脱炭素に取り組んでみましょう。
みんなで共通認識を持ち脱炭素が当たり前の町に

(脱炭素推進協議会委員)
脱炭素の取組みは、企業は企業でやらなければならないことはあります。市民の皆さんも脱炭素を意識して行動されれば、それが普段の仕事や生活にも展開していくのではと思います。皆さんで脱炭素の共通認識をもって、それが当たり前といった認識になっていくといいと思いますし、そういう町になってほしいですね。
会社で行っているエネルギー戦略のプロジェクトに関わっているので、企業として貢献していけたら。個人としても自分の生活において脱炭素を意識しながら活動していきたいです。
豊かな地域資源を活かした脱炭素の施策推進を

((株)アール・エ北陸 環境経営士)
内閣府のグリーン専門人材として再エネや省エネ、脱炭素など市の施策の伴走支援をしています。飛騨市は豊富な森林や水など地域資源に恵まれ、脱炭素に向けたポテンシャルは十分ですが、さまざまな施策を行うには課題もあり、時間がかかります。取組みの効果も見えづらい面があるので、まずは市民の皆さんに温暖化や身近な取組みの大切さなど脱炭素への意識を高めていただけると良いですね。市の未来を担う中学生の熱心な活動を通じて、全体の意識が高まり、地域資源を活かした施策を推進していけたらと思います。
地球温暖化は温室効果ガスが影響
近年、異常な猛暑やゲリラ豪雨などが頻発しています。これらの大きな要因の1つが地球温暖化であり、主に二酸化炭素を中心とした温室効果ガスの排出量増加が原因だとされています。
地球温暖化は飛騨市にも影響
市内の年間平均気温も、この30年間で約0.7℃上昇しています。2023年には真夏日の日数が60日を超え、連続する猛暑日も珍しくありません。積雪量が減ってスキー場の営業休止などが生じるようになった一方、大雪による除雪作業の難航も恒例となっています。このまま気温上昇が続けば、2100年には飛騨地域でも8月の平均気温が40.8℃となるシミュレーションも示されています。

今日から簡単にできることがあります
こうした現状を変えるため、二酸化炭素の排出量を抑える「脱炭素」「カーボンニュートラル」の動きが世界で加速しています。市も、2050年までに温室効果ガスの排出をトータルでゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を行っています。二酸化炭素を吸収する豊かな森を育みながら、再生可能エネルギーなどの新しい技術を導入し、市民の皆さんの取組みを応援する補助・助成制度を設けました。
歩みはなかなか目に見えるものではありませんが、何もしなければ現状は変わりません。日々の暮らしや仕事の中で、私たち一人ひとりが少しずつ意識をして、気軽にできる行動から始めてみませんか?

