<その69>
一人暮らしをしていると、体調が急変した時に不安を感じることがあります。すぐに家族や友人に頼めない時、自分一人でも対応できるように日頃からの備えが必要です。
例えば、急に体調が悪くなった場合、救急車を呼ぶべきか、しかし深夜だとサイレンが近所迷惑になるのではと迷う時は、電話で『救急相談センター(#7119)』を利用することができます。医師や看護師などの医療関係者が対応し、救急車を呼ぶべきかの判断や医療機関を案内してくれます。
また、自宅での療養を余儀なくされた場合にも自分ですぐに調理できるレトルト食品や冷凍食品、ミネラルウォーター、体温計、解熱シート、鎮痛剤を常備しておいたり、自宅からすぐ行ける医療機関の診察スケジュール(受付時間・休診日など)や電話番号を事前にメモしておくとよいでしょう。
最悪の場合として、病気や事故などで意思表示ができなくなったり、突然亡くなるということも全くないとは言い切れません。そんな時に、警察や消防、医療機関やあらかじめ指定した人からの照会があった場合、事前に登録した情報をあなたに代わって伝えることができる制度「わたしの終末しんらい登録」があります。
わたしの終末しんらい登録

登録できる内容としては
- 緊急連絡先
- 終末期の医療やケアなどの希望
- 通院先、アレルギー情報
- 臓器提供の意思表示
- 遺言書、エンディングノートの保管場所
- 死後事務委任、葬儀等の生前契約情報
などです。
市内にお住まいの65歳以上の方で、社会福祉協議会が配布するエンディングノートを作成済みの方や作成を希望する方であれば、どなたでも登録できます。安心材料の一つとしてどうぞお気軽にご利用ください。
お申し込みは下記まで
飛騨市終活支援センター(飛騨市社会福祉協議会内)
0577-73-3214
