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◆初めてのスパイスカレー体験
「まずは目の前にあるスパイスをかじってみてください」と言うとざわつく教室。机に並ぶ約20種類のスパイスはほとんどの高校生にとって未知の世界。好きになるかどうかは別としてまずは知ることから始まります。スパイス一粒を手に取り香りを確かめて恐る恐るかじります。

普段は、「飛騨スパイスカレー研究所」というお店を営んでおり、昨年、吉城高校・飛騨神岡高校の生徒とカレーを作る機会をいただきました。吉城高校ではゴールを「文化祭でのカレー販売」に設定。夏休みに生徒たちと試作を行い、飛騨産有機野菜を使った「柏葉スパイスカレー」を販売し、240食を完売しました。一方、飛騨神岡高校では、「フードデザイン」専攻のクラスにて、神岡産の有機野菜と飛騨地鶏を使った2種類のカレー作りを通し、飛騨の農業の現状や食環境と向き合いました。

◆食環境の源流から河口部へ
このように飛騨スパイスカレー研究所では、「食との向き合い方」に重きを置いています。スパイスという未知な食材の実態を知ることをきっかけに生産者の思いや取組み、安全性など食環境の源流(上流部)への関心を育むことがねらいです。食環境の源流に位置する飛騨だからこそ学べる食の実態があります。源流で得た学びが河口部(それぞれの食卓)に広がっていくことで日本の食環境は本来の豊かさを取り戻す、スパイス探究を通じて、そんな食の未来を描いています。
飛騨スパイスカレー研究所
学校教育課 ☎0577-73-7494
