年を重ねれば誰でもなり得る認知症。国の調査では2030年には65歳以上の7人に1人が認知症を発症すると推測されています。認知症は初期の段階で『なんだかおかしい』とご本人やご家族が気づくことがありますが、「年齢のせい」にして、専門家への相談や受診が遅れてしまう場合があります。また、65歳未満で発症する「若年性認知症」も同様に、働き盛りの年代で毎日多忙なため、そのまま時間が過ぎていくケースも少なくありません。
早期発見・早期受診のメリット
- 治る病気や一時的な症状の場合がある
認知症以外にも、ものわすれ症状が現れる病気があります(例:慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、甲状腺ホルモン異常、不適切な薬の使用等)。治療方法が確立していれば、改善・治癒する見込みがあります。 - 進行を緩やかにできる
早めに適切な治療やサポートを受けることで病気の進行を遅らせることができる可能性があります。 - これからに「備える」
病気を理解できる段階で受診することで、どう向き合うのか、これからの生活について「自分で決める」「自分で選ぶ」など、今後に備えた準備を始めることができます。
『認知症』早期発見の目安
公益社団法人「認知症の人と家族の会」の会員の経験から、日常の暮らしの中で認知症ではないかと思われる言動をまとめた目安があります。詳細は市ホームページをご覧ください。
かかりつけ医や飛騨市委託事業ものわすれ相談窓口に相談しましょう
- 古川町 オレンジの森
電話 090-1408-1017(月~金、8:30 ~ 15:30) ※利用無料・要予約 - 神岡町 オレンジ相談なないろ
電話 080-7095-6575(月~金、9:00 ~ 16:00) ※利用無料・要予約
地域包括支援センター 電話 0577-73-6233
