人の心の奥底に光を送ること(R.シューマン)
地域おこし協力隊、芸術文化コーディネーター、チェロ奏者の神田尚己です。昨年4月の着任以来、早いものであっという間に1年が経とうとしています。普段は文化センターに所属しながら、町内での演奏企画、指導を中心に活動しています。
文化センターは今年開館40周年を迎えます。日本におけるクラシック音楽の殿堂、サントリーホールと実は同い年であることは、あまり知られていないかもしれません。
ところでクラシック音楽と聞くと、馴染みがないという人も多いのではないでしょうか。見方を変えてみましょう。確かに、貴族や王様の娯楽だった時代もありましたが、元々は長い西洋文化の中で育まれてきたもの。つまり、日本の民謡や演歌、伝統芸能と同じです。今でこそクラシック音楽は「昔」の西洋音楽ですが、当時の最新ヒットチャートでした。落ち着いているとはほど遠いハードロック音楽とクラシック音楽が、密接な関係にあることは意外かもしれません。コンサートの服装は自由ですし、寝てしまっても全く問題ありません(笑)クラシック音楽を聴かないのは、もしかすると「食わず嫌い」な部分もあるかもしれませんね!
西洋のクラシック音楽に、自身のアイデンティティとしての日本、アジア文化を強く投影させた音楽家がいました。そう、伊福部昭氏です。伊福部作品を演奏するたびに、自分の心の奥深くにある日本的な「何か」が揺さぶられるのを感じます。
音楽が人を育て、また人が音楽を通して幸せに、豊かになる。その可能性を強く信じて、引き続き活動していきたいと思います。
