年代に関係なく多くの人が「将来、介護が必要になること」に不安を感じていると言われています。でも、日々のちょっとした習慣が介護が必要な状態を予防する大きな力になります。今回は、介護予防の大切さやコツ、困ったときに利用できる支援を中心にご紹介。さらに、支援団体をされている方のお声もいただきました!
〈 撮影協力 〉
写真A,B,C:イケダ光音堂「どれみケア長浜」 写真D:長浜健康麻雀倶楽部
【問】長寿推進課 ☎ 65-7841




そもそも介護予防って?
介護予防とは「要介護状態の発生をできる限り防いだり遅らせたりすること、そして要介護状態にあって もその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」と定義されています。
介護予防が大切な理由
つまり、「いま元気な人が、病気あるいは介護の必要な状態にならないことを長く続ける」ということと、「介護が必要になってからも、自分で出来ることを増やして、これを行うことで【やりがい】や【いきいきとした暮らし】を実現する」という2つの大切な意味をもっています。
また、介護保険制度は、自治体が保険者となって運営していますが、制度を支えている加入者は40歳以上の市民の皆さんです。つまり、市民全体で支え合っている制度と言えます。この制度を介護が必要になったときに利用できる体制をこれからも維持するためには、介護予防は大切であり、シニア世代だけでなく、いわゆる現役世代においても考えておく必要のある重要な問題です。
まずは 自分で身近なことから さらに 家族や周りの人と
栄養:しっかりと食べる
- 1日3食
- 毎食たんぱく質をとる
なんといっても食べることは大切!肉・魚・卵・大豆製品などたんぱく質は筋肉をつくるのに重要ですし、根菜類はからだを温め代謝を上げてくれます。でも、食べ過ぎには注意してくださいね。
運動:生活のなかで 身体を動かす時間を増やす
- 体操をする
- 散歩する
- 立って動く時間を増やす
筋肉や足腰の衰えは大敵です!テレビを見るときも、腕を上げたり・足を浮かすなど心がけてみてください。また、散歩は気分転換にもなりますよ♪
お口(歯):お口の清潔を保つ
- 歯磨きをする
- お口の体操をする
食べる・飲む・話す機能を維持するためには、やっぱり口や歯が健康でないといけません。毎日しっかりと歯磨きをして、大きな口を開けて顎を動かすなどしてみてください。
みんなと一緒に行うと効果アップ!
家族や知り合いと散歩したり、友人との会食や会話は、楽しさが増して意欲も湧いてきます。周りの人と交流することで社会参加にもつながります。
また、いろんな団体が趣向を凝らして提供する「よりあいどころ」もあるんです。ぜひ参加してみてください
少し困ったな 助けてほしいな そんなときは こんな支援があります
まだまだヘルパーさんを頼むほどでもないけれど、でもほんの少し誰かの助けがほしい、手伝ってほしい、そんなちょっとした生活の中でのお困りごとを支援してくれる団体や店舗があるんです。
- 例えば 宅配
お弁当や食材、灯油、おむつ など - 例えば お買い物
材料の買出し、同行 など - 例えば 日常的な支援
電球交換、ごみ出し など - 例えば 庭のお手入れ
草むしり、除草剤まき など - 例えば 軽作業
粗大ごみ出し、簡単な掃除 など
支援団体などの情報を掲載中!
生活上のちょっとしたことにお困りの人に支援サービスを提供する団体等の情報が掲載されたパンフレット「ながはまお助け帳」は、ホームページや市役所窓口で入手できます。
SPECIAL INTERVIEW(インタビュー) 虎姫地域で 生活支援の活動に取り組む
虎姫福祉の会 たすけあい隊
上阪 満 隊長

■助け合う それが「最高の介護予防」
「介護保険制度のニュースを見ると将来の不安は尽きない」と語る上阪隊長。だからこそ、自分自身が介護のお世話にならないよう、普段から健康意識を高く持っています。そして、その秘訣として挙げたのが「人とのつながり」です。
たすけあい隊は、庭の草むしりや電球交換など、日常生活のちょっとした困りごとをサポートするボランティア団体(有償)です。依頼者から『ありがとう』と言われることはもちろん嬉しいですが、実は活動する私たち自身も、外に出て誰かと関わることで頭や体を動かし、認知症やフレイルの予防になっているんです。(フレイル:加齢とともに心身の活力が低下しているが、適切な支援等により、生活機能の維持向上が可能な状態)
■「お互いさま」の心で地域に開かれた関係を
活動で大切にしているのは「杓子定規にならないこと」。相手の状況に合わせ、臨機応変に対応するコミュニケーションこそが信頼を生んでいます。また、もし介護が必要になっても「隠すのではなく、地域でオープンに話せる関係を作っておくことが大切」。
「何でも屋ではないけれど、困った時はお互いさま」。この言葉通り、メンバーは地域のニーズを把握し、助け合いの輪を広げています。無理のない範囲で継続し、活動を通じて自分自身も輝く。そんな「支える側と受ける側が対等である関係性」が、地域全体を健やかに保つ鍵となっています。
■あなたも今日から「地域とのつながり」を
何か特別なことを始める必要はありません。身近な人と挨拶を交わす、地域の行事に参加する、あるいは地域の活動に関心を持つ。人との関わりを持ち続けることそのものが、介護予防の第一歩です。
「たすけあい隊」の活動は、地域の小さな困りごとを解決するだけでなく、高齢者が外に出るきっかけを作り、孤独を防ぐ役割も担っています。一人で抱え込まず、地域のみんなで支え合う。そんな「顔の見える関係」が、長浜市の未来を明るく照らします。
市内には数多くの多様な生活支援グループがあります。
お問い合わせは 長浜市社会福祉協議会 地域福祉課 ☎ 62-1804 まで
困ったことがあれば 地域包括支援センターへ相談を
高齢者の保健・福祉・介護などに関する「総合相談窓口」です。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員を配置し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように支援しています。在宅生活における心配事などがありましたら、お気軽にご相談ください。
