~自分のために、そして大切な人のためにも~
問合先
健康ほけん課健康づくり班 ☎22-9125
がんについて「まだ自分には関係ない」と思っていませんか?
がんは日本人の死因第1位で、2人に1人が一生のうちに罹患すると言われており、誰にとっても身近な病気です。

平戸市の状況
下のグラフは、平戸市における過去3年間のがん罹患者数の推移です。罹患者数は年でばらつきがありますが、2021年は、男女ともに大腸がんが最多となっています。

がん発見者数(平戸市がん検診)※令和4~6年度
| がんの種類 | がん発見者数 |
|---|---|
| 大腸がん | 27人 |
| 胃がん | 9人 |
| 肺がん | 5人 |
| 乳がん | 10人 |
| 子宮がん | 2人 |
がんの進行度(ステージ)と早期発見の重要性
がんの進行度は、がんの種類で異なりますが、一般的には下の表のように段階的に進行すると言われています。がんは進行するほど体内で広がり、治療が難しくなる傾向があります。早期の段階で発見できれば、より早く治療につながり、根治を目指せる可能性が高まります。
がんの進行度(ステージ)別の状態
| がんの進行度(ステージ) | 状態 |
|---|---|
| 早期がん(ステージ0~Ⅰ) | ・サイズが小さいがん細胞が、上皮内や筋肉層にとどまっている状態。 ・進行速度は一般的に年単位で、がん細胞が生まれてから実際に早期がんと診断されるまでの期間は、10~20年と比較的長め。自覚症状はほとんどない。 |
| 進行がん(ステージⅡ~Ⅲ) | ・ステージⅡは、がんが筋肉層を超えて周囲に広がっている状態。 ・ステージⅢは、がんがリンパ節に転移している状態。 ・進行速度は一般的に半年単位で、がんの症状が現れているケースが多い。 |
| 末期がん(ステージⅣ) | ・がんが他の臓器まで転移している状態。 ・進行速度は月単位で、すぐに病状が進行することがある。 |
平戸市のがん検診
早期がんは自覚症状がほとんど現れないことが多く、検診を受けないと見つからない可能性が高い病気です。だからこそ、体に不調がなくても定期的に検診を受けることが、自分の健康を守るための大切な機会となります。
平戸市でも、がん検診を受けたことがきっかけで、早期の段階でがんが発見され、治療につながった人が多くいます。早期発見は、治療の選択肢が広がり、身体への負担を抑えながら治療を進められるため、生活への影響も最小限にとどめることができます。
がん検診を受診しましょう
平戸市では、国が推奨する5つのがん検診(胃がん・肺がん・大腸がん・子宮頸がん・乳がん)に加えて、前立腺がん検診や肝がんの原因となる肝炎ウイルス検診も実施しています。また、令和9年1月末までは医療機関での個別検診を実施しています。
未来の健康を守るためにも、「症状がないから大丈夫」と思わず、この機会に検診を受けてみませんか?
検診に関する詳しい内容は、右の二次元コードからご確認ください。
それぞれの立場から届いた、がん検診への声
今回は、実際にがん検診を受診した人、がん検診の啓発活動を行っている人に話を聞きました。皆さんから伝わってきたのは、がんは決して他人事ではなく、私たち一人ひとりに関わる身近な問題だということです。
知ることから始める、誰かと話してみる、がん検診を受ける、これらは全て「がんについて考える第一歩」です。
まずは、その一歩を進めてみませんか?
INTERVIEW 01 がん検診受診者の声
知らないままより、確かめる一歩。
古川 優花 さん(度島町)

妊婦健診のときに、産婦人科で、「気になる所見があるので、定期的に検査を続けましょう」と言われ、半年に1回、大きな病院で検査を受けていました。結果的に異常はなく通院も不要になりましたが、「今後は市のがん検診を受けてください」と勧められました。それ以来、2年に1回、平戸市の子宮がん検診を受けています。
がん検診は健(検)診日程表や受診券に掲載されていた二次元コードから予約をしましたが、自分の都合が良い時に申し込める点がとても便利でした。
当日は予約枠に空きがあったこともあり、義母も誘って一緒に受けました。また、私が友人に受診を勧めていたところ、義母も周囲に声を掛けていたそうです。
がん検診を初めて受けたときは少し緊張しましたが、検診車ではプライバシーが守られており、安心して検査を受けることができました。検査の流れが分かると、2回目からは不安なく受けることができます。
がん検診は「受けづらい」イメージがあるかもしれませんが、知っている人と一緒に受けると心強く、待ち時間も気軽に話しながら過ごせます。検診車が来てくれることで移動の負担も少なくなります。
私自身、妊娠中の経験がなければ、がん検診を受けようと思わなかったかもしれません。「自分は大丈夫」と思って受けない人もいると思いますが、実際に検査を受けてみないと自分の身体のことは分かりません。
検診内容に不安を感じることもあるでしょう。私もそうでした。しかし、今では受けないまま病気が進んでしまう方がずっと怖いと感じています。家族のためにも元気で過ごしたいからこそ、「今の自分が健康であること」を確認するために、がん検診を受けることはとても大切だと思っています。
補助金情報 平戸市アピアランスケア支援事業
対象者
- がん治療を現在受けている、または過去1年以内に受けていた人
- 過去1年以上、平戸市に継続して住所がある人
- 市税などを滞納していない人
- 対象経費ごとに同補助金を過去に受けていない人
対象経費
- 医療用ウィッグ(がん治療に伴う脱毛時に着用)
- 乳房補整具(補整下着、補整パッド、人工乳房)
補助額
対象経費の区分ごとに上限額2万円
申請期限
購入日の翌日から1年以内
※申請に必要な書類などの詳細は、右の二次元コードから平戸市ホームページをご確認ください。
INTERVIEW 02 啓発に取り組む人の声
見えない不安から未来を守る選択を。
がん患者支援団体 平戸アネモネ会
代表 松口 真奈美 さん(根獅子町)

佐世保市内のがんイベントに参加した際、平戸市内にも、がんに苦しみ、支援を必要としている人が想像以上に多いことを実感し、悩んでいる人の力になりたいとの思いから、令和4年に「平戸アネモネ会」を設立しました。
現在、会員52人で活動しており、地域イベントでの活動紹介や検診受診の呼びかけ、自主イベント開催、ウィッグ無料レンタル、タオル帽子の作成・配布、学校でのがん教育などを行っています。今年は、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン平戸」の来年度開催に向けた準備も進めています。
設立当初は、新しい事を始める難しさに心が折れそうになることもありましたが、まわりのサポートのおかげで、今でも活動を続けることができています。
今年、イベントで「あなたたちにいつも検診を受けるように言われるから、今年は予約したよ」と声を掛けられたことがありました。「長年伝えてきた私たちの思いが届き、続けてきてよかった」と、心から思いました。
今も「がん=死」と考える人はいますが、早期発見と適切な治療が大切です。自覚症状がなくても検診を受けることが第一歩になるので、定期的に検診を受けてほしいです。また、10月には「アネモネピンクリボンフェスタ」を開催します。がんの経験談の紹介や相談なども受け付けていますので、気軽にお立ち寄りください。


INTERVIEW 03 啓発に取り組む人の声
受け継いだ思いを胸に、声を届ける。
ピンクリボンひらど・AI.AI.AI
会長 山口 幸代 さん(上中津良町)

平戸市猪渡谷町出身の漫画家・故大山和栄さんが、自身の乳がん経験をきっかけに、早期発見と早期治療の大切さを伝えるため、平成18年に「ピンクリボンひらど・AI.AI.AI」を設立しました。私は大山さんの強い思いに心を動かされ、協力したいと活動に参加しました。
大山さんは長い闘病生活の末、平成22年に亡くなられましたが、その遺志を受け継ぎ、現在も活動を続けています。
会員は約50人で、現在はリーフレット配付や10月のピンクリボン月間に合わせた平戸オランダ商館のライトアップをはじめ、各種啓発活動に取り組んでいます。特に今年は、設立20周年記念イベントの開催も予定しています。
活動に参加できる会員が減った時期もあり、継続の難しさを感じたこともありましたが、イベントを終えるたびに「がんの早期発見につなげたい」という会員の思いが一つであることを実感します。
設立10周年記念イベントでマンモグラフィ検診を実施した際には、受診者の中からがんが見つかりました。幸いにも早期発見で、手術を受けた後は元気に過ごされています。「地道に活動を続けてきて良かった」と感じた、大変印象深い出来事でした。
定期的にがん検診を受けることが、早期発見への第一歩です。平戸市でもがん検診を実施しています。自分自身と大切な家族の健康を守るために、がん検診を選択肢の一つとして考えてみてください。

がん検診等|HIRADOじかん情報|長崎県 平戸市(ひらどし)ホームページ
がん治療の副作用のため、かつらを購入するみなさんへ|HIRADOじかん情報|健康・福祉|長崎県 平戸市(ひらどし)ホームページ
