広報アドバイザー(元中日新聞記者)
西尾 敏正
風土と歴史に磨かれてこその魅力。瀬戸内海の小豆島を9月に初めて訪れ「島旅」に魅了された。友人との3人旅。「良かった」「また行きたい」と帰りの船内で意気投合した▼当初は美観地区のある倉敷の予定が、日程都合で小豆島に。「全員、行ったことがない!」で決まった。姫路港からフェリーで向かう。レンタカーを借り、奇岩や深い渓谷の寒霞溪、二十四の瞳映画村、オリーブ公園、昔ながらの醤油造り・醤(ひしお)の郷や手延そうめん館と2日間の急ぎ足▼賑わう都会の観光地に比べれば、地味で華やかさはないが穏やかな海、雄大な自然、映画のロケ地、職人が築き上げた手造りの美味を堪能できた。ゆったり流れる島の時間も魅力だ▼くにのひかりをみる―ことが観光の由来。風土や暮らしに根ざして育まれたものが〝光〟を放つ。尾州の毛織物や美濃縞、美濃路、雨乞い踊り、竹鼻まつり、円空仏等―。磨いていきたい。
