かみいち総合病院
内科副部長 本吉 可奈呼
高血圧治療のすすめ
高血圧は自覚症状がないことがほとんどですが、継続すると脳卒中、心疾患、腎不全など重篤な病気の原因となるため、治療が必要です。収縮期血圧が10mmHg上昇すると、脳卒中や心疾患の危険が15~20%ほど増加しますが、治療により危険の上昇を減らすことが可能です。80歳以上の高齢者でも、適切な降圧療法によって脳卒中や死亡の危険が減少することがわかっています。まずは自分で血圧を測定し、自分の血圧を知ることが大切です。繰り返し135/85mmHg以上となるようなら、受診をおすすめします。
高血圧には体質と生活習慣(食事、運動、ストレス、肥満など)が影響します。高血圧の度合いや各個人の合併している疾患により、まずは生活習慣の改善で経過を見る場合と、はじめから降圧薬を開始する場合があります。
血圧の薬は癖になるのではとおっしゃる方がいますが、降圧薬を飲み続ける必要があるのは、薬をやめると再度もとの血圧に戻ってしまうためです。生活習慣の改善で薬の減量や中止が可能となることもあり、生活習慣の改善も肝要です。
当院では療養計画書を用いて、それぞれの患者さんに応じた血圧目標値や生活習慣の改善ポイントを患者さんと共有し、達成できるよう取り組んでいます。患者さんと医療者が一丸となって治療を継続していきましょう。
かみいち総合病院 ☎ 472-1212
