平戸市の自然や文化、歴史的遺産の魅力を紹介
vol.20
問い合わせ 文化交流課文化遺産班 ☎22-9143
平戸の須古踊り
平戸の特徴ある盆行事の須古踊りは獅子町、生月町舘浦、大島村で受け継がれています。
獅子町では、須古踊りは夏祭りの中で披露されます。鳥毛の槍が登場する大名行列に始まり、子どもたちが高らかに歌い踊る高い山、若者たちの勇ましい杖使い、太鼓・鉦(かね)・笛を奏でるはやしと続きます。最後は、演者が枠を持って振りながら即興で観客を笑顔にする枠ふりが行われます。
舘浦の須古踊りは華やかさが特徴です。大名行列のほか、家々を回るブサタバライ、比賣神社(ひめじんじゃ)・農協・生月観音・漁協・法善寺・潮見公園での奉納が行われます。杖・挟箱(はさみばこ)・槍、ベテランの歌に合わせて踊り子が舞う中踊り、そして傘鉾が披露されます。中踊りのアビャゴや傘鉾は舘浦ならではの要素で、特に傘鉾には中身を見ることを許されないさげもんが下げられています。その霊力にあやかろうと、披露後に傘鉾の下をくぐり、無病息災などのご利益を願う習慣があります。
大島の須古踊りは、お盆らしいおごそかな雰囲気です。帷子(かたびら)に角帯、草履に菅笠(すげがさ)を被った踊り子たちが、扇子や笛を手に円形になり、中世芸能を思わせる歌に合わせてゆっくりと舞います。墓所や初盆の家々ではカイニワ、神社・寺・官公署では役踊りと呼ばれ、踊りを奉納して回ります。
