問 観光課観光振興班 ☎22-9140
イタリア発祥の観光まちづくりモデル「アルベルゴ・ディフーゾタウン」。街に点在する空き家や空き店舗を宿泊施設や飲食店へと改修し、街全体を「ひとつのホテル」と見立てて滞在を楽しむこの新しい旅のスタイルは、平戸市が自治体として世界で初めて認証を受けたことで大きな注目を集めました。
認証から1年がたち、5月30日には、The 曜 Terrace前広場(浦の町)を中心とした城下町エリア全体・田助町エリアで1周年を記念したイベントを開催し、園児のアトラクションやよさこいの披露、西山琳久さん・空汰さん兄弟の歌謡ショーなど、幅広い世代が楽しめる催しが行われました。
さらに、アルベルゴ・ディフーゾタウン事業の対象店舗を巡って食べ歩きながらスタンプを集めるスタンプラリーや、集めたスタンプで参加できるガラポン抽選会も行われ、平戸市内外から訪れた、たくさんの人で会場は大いににぎわいました。
また6月からは、新たに宿泊施設2カ所、飲食店1カ所などがオープンし、街に点在する「ホテルの客室」と「レストラン」がさらに充実しています。
認証から1年を迎え、着実に広がり続ける平戸市アルベルゴ・ディフーゾタウン。ここからは、これまで整備された宿泊施設や飲食店など、街全体に点在する各スポットを改めて紹介します。
令和7年度までに、宿泊施設と飲食店はそれぞれ3カ所が整備されてきました。6月には城下町エリアに宿泊施設2カ所と飲食店1カ所などが加わり、街で感じられるおもてなしの輪がさらに広がっています。
今回は、新たにオープンした事業者の皆さんに、アルベルゴ・ディフーゾタウン事業へ参画したきっかけや施設の特徴、そしてこれからの展望に込めた思いを伺いました。(6~7ページで紹介)
アルベルゴ・ディフーゾタウン事業エリアマップ
認証地区 田助町エリア
- 宿泊施設1カ所
sumiya heritage hotel(田助町)
認証地区 城下町エリア
- 宿泊施設4カ所
- 飲食店4カ所
The 曜 Terrace(浦の町)
城下町エリア・田助町エリアの宿泊施設と飲食店 施設一覧
令和7年度オープン
- The 曜 Terrace(浦の町・宿泊)
- 甚兵衛邸(大久保町・宿泊)
- sumiya heritage hotel(田助町・宿泊)
- 眺望亭 寅の月(鏡川町・飲食)
- おんちゃん(宮の町・飲食)
- 磯かつ 和(紺屋町・飲食)
令和8年度オープン(新規)
- SHIOSAI HIRADO(魚の棚町・宿泊)
- 碧(宮の町・宿泊、飲食、雑貨店など)
- 陣屋 碧(宿泊)
- 旬楽 碧衣(飲食)
- Umi Hira(雑貨店)※平戸土産品、和雑貨など
- 間貸しスペース(フリースペース)
NEW SHIOSAI HIRADO
〜まちとつながる滞在拠点に〜
長崎ファームは、平戸市でクロマグロ養殖事業を展開しており、地域の皆さんに支えられながら成長し、事業を進めてきました。これまでの応援や協力への感謝を、より確かな形として地域に還元するとともに、養殖だけでなく、観光の側面からも平戸の魅力向上に貢献したいという思いから、アルベルゴ・ディフーゾタウン事業への参画を決めました。
今回、新たに整備した施設は、歴史ある建物が持つ趣や佇まいを大切に残しつつ、快適性を備えた宿へとリノベーションしました。プライベートサウナや平戸の天然温泉を備え、ゆったりと滞在できる空間となっており、平戸の食・自然・歴史を満喫する拠点として利用できます。
私たちは、宿泊だけにとどまらず、滞在を通じて、平戸の城下町や自然、地域の飲食店や生産者との交流を楽しみ、「また平戸に来たい」と思っていただける宿を目指しています。私たちが取り組むクロマグロ養殖事業をはじめ、平戸の豊かな食文化や地域の魅力を国内外へ発信し、観光と地域産業がともに発展する、きっかけとなる場所にしていきたいと考えています。
事業者
SHIOSAI HIRADO(魚の棚町)
株式会社長崎ファーム
代表取締役 良川 忠必 さん(東京都)
NEW 碧(あお)
〜暮らしと旅が交わる商店街へ〜
人口減少などで商店街の活気が失われつつある中、アルベルゴ・ディフーゾタウン事業について知り、平戸市全体の活性化を目指すため、この事業に参画しました。施設は、商店街の歴史を支えてきた酒問屋・山本家の町屋を現代的にアレンジしたものです。
商店街側には宿泊施設と飲食店を整備し、2階の宿泊施設「陣屋 碧」はサウナ付きの宿になっています。1階の飲食店「旬楽 碧衣」では地元食材を使った料理を提供し、観光客だけでなく地元の皆さんにも気軽に利用いただける飲食店となっています。
海側には雑貨店「Umi Hira」を設け、地元の作り手の品や、交易拠点として栄えた平戸にゆかりのある海外の商品を揃えています。
海側と商店街側をつなぐ中庭では、平戸市内の店舗との連携イベントなども視野に入れ、平戸市民と観光客が交流できる場として活用していきたいと考えています。
今後は、平戸全域の観光提案を通じて長期滞在やリピーターの獲得を目指すとともに、観光客と地元民が交わる温かな交流を育み、商店街に新たな人流を生み出す拠点として発展させていきたいと考えています。
事業者
碧(宮の町)
株式会社のぞみ
代表取締役 立石 忠嗣 さん(新町)
