平戸学講座 vol.18 田平に残る2つの巨大な墓

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日本には古墳と呼ばれる古代の墓があります。大阪府堺市の大仙陵だいせんりょう仁徳天皇陵にんとくてんのうりょう)古墳は、日本のピラミッドとも称される世界三大陵墓の1つであり、日本最大の前方後円墳です。

長崎県本土部は、極端に前方後円墳が少ない地域で、全部で8基しか所在しません。しかし、そのうちの2つが田平町にあります。

1つは小手田免の笠松天神社かさまつてんじんじゃに隣接する笠松天神社古墳という全長約34メートルの4世紀中ごろの古墳時代前期のものです。

もう1つは、岳崎免の岳崎古墳です。こちらは、4世紀後半~ 5世紀前半の築造とされており、全長60メートルと笠松天神社古墳より大型で、2つの古墳は、平成19年に「日本最西端の前方後円墳」として長崎県の史跡に指定されています。

30メートルや60メートルの構築物と聞くと、とても大きく思えるかもしれませんが、前述の大仙陵古墳は全長486メートルもあり、宮崎県西都市の九州最大と言われる女挟穂塚めさほづか古墳でも176メートルと文字通り桁違いの大きさで、古墳の規模から当時の周辺環境や経済規模、人の流れを想像することができます。

笠松天神社古墳
笠松天神社古墳
岳崎古墳
岳崎古墳
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