中野山越遺跡出土品以来
市教育委員会が令和5年度から3年間実施した調査により、飛騨みやがわ考古民俗館にある石棒群の稀有な価値が再確認されました。特筆すべきは、完成品だけでなく製作過程を物語る資料が極めて豊富な点です。これにより、約4,500年前から3,500年前にかけての製作技術や形態の変遷を体系的にたどることが可能となりました。産出地の特定に加え、大型から小型への変化を裏付ける本資料は、学術的な「基準資料」として極めて高い評価を受けています。この成果が、今回の重要文化財指定の大きな決め手となりました。
重要文化財指定は縄文時代の「謎」に迫る第一歩
石棒は縄文時代の代表的な祭祀用具ですが、具体的な使われ方は今も謎に包まれています。今回の指定は、単なる保存に留まらず、製作工程がわかる貴重な資料一式を次世代へ確実に引き継ぐことを意味します。それは、今の科学では解き明かせない歴史の「謎」に、100年後の研究者がいつでも迫れる状態をつくるということ。重要文化財への指定は、謎の核心へ踏み出す、未来へ向けた「第一歩」なのです。
学芸員三好清超さんの思い
先輩方が大切にしてきた出土品が国重要文化財に指定され、引き継いだ僕としてもとても嬉しく思っています。
また、飛騨みやがわ考古民俗館の来場者数も年間800人を超えています。
研究者の皆さんや石棒クラブ、いつも応援してくれる市内外の皆さん、そしてそれを支えてくださる飛騨市に感謝し、次の世代へしっかりと受け継いでいけるよう、みんなで力を合わせていきたいと思います。
Xで石棒のことをつぶやいています
飛騨みやがわ考古民俗館 開館スケジュール
詳しくは市ホームページをご覧ください
- 4月・5月は終了
- 7月 18、19、20日
- 9月 19、20、21、22、23日
- 10月 10、11、12日
- 11月 1、2、3日
- 時間 9:00 ~ 17:00(入館は16:30まで)
- 入館料 無料
文化振興課 電話:0577-73-7496
無人開館でも楽しめます!
管理人不在でも自由に見学いただける「無人開館」を実施しています。無人開館日での来館の際は事前予約が必要。
街なかポケットミュージアム「ポケット石棒展」
- 期間 5月31日(日)まで
- 時間 10:00 ~ 16:30
- 休館日 木曜日
- 会場 飛騨古川さくら物産館内 街なかポケットミュージアム
- 入館料 無料
