このコーナーでは、病院施設や事業のほか、生活に役立つ “ 健康豆知識 ”などを紹介します。
大きな手術や重い病気で集中治療室に入ると、まずはベッドで静かに過ごすべき、と思われがちです。しかし、じっと動かずにいると、たった一週間で一割程度の筋力が失われ、考える力や心の元気まで急速に衰えてしまいます。この衰えを防ぎ、一日も早くもとの暮らしに戻るためには、治療の早期からのリハビリ(早期離床)がどうしても必要なのです。
当院では、お体がまだ不安定な時期であっても、毎日その日の状態を細かく見極め、安全を第一に考えてリハビリを開始します。痛みや気持ちのつらさを和らげるお薬を適切に使用しながら、その瞬間の患者さんに最も合った段階のリハビリを、日々評価して実践しています。
この、早期からのリハビリを高い専門性で支えるのが、当院の誇るチーム医療です。医師や看護師、理学療法士、管理栄養士で構成される早期離床・リハビリテーションチームに加えて、薬剤師や管理栄養士と連携した早期の栄養の管理が、治療開始の早い段階から同時に動き出します。
体を動かすためには、しっかり呼吸をして、栄養を摂る(食べる)という土台が必要不可欠です。さらにここへ、人工呼吸器からの離脱を支援するチームや、話すこと、食べることを訓練するチームなども、スピーディに加わります。
このように、複数の専門のチームが壁をなくしてスムーズに連携し、フットワーク軽く患者さんのもとへ集まる体制は、当院の大きな特色です。目指しているのは、病気を治すことだけではなく、患者さんが再び住み慣れた地域で元気に暮らせるようになることです。私たちは、それぞれの専門知識を重ね合わせ、あなたとご家族の歩みを支え続けます。
早期離床・リハビリテーションチーム
市立長浜病院 看護科 ICU・CCU/ER
クリティカルケア認定看護師
田邊 和也
問合せ
市立長浜病院 ☎68・2300(代表)
