今月号の特集では、長浜市のこの1年の主な話題や、市民の皆さまの暮らしに関わる重点的な取組み、令和8年度の予算について、ダイジェスト形式でお届けします。この特集を通じて、市政をより身近に感じていただき、関心を持っていただくきっかけとなれば幸いです。
「素心」―初心を忘れない、飾らない心。―
令和7(2025)年度を振り返ると、最大のニュースは、坂口志文先生がノーベル生理学・医学賞を受賞され、長浜市名誉市民に選ばれたことです。先生の偉業は、長浜市民や出身者にとって大きな誇りとなり、地域への愛着と誇りをさらに深めるものとなりました。
この言葉は、ノーベル生理学・医学賞を受賞された坂口志文先生が、昨年11月7日に初めて故郷・長浜に凱旋された際、色紙に記してくださったものです。

トピックス
この1年は変化の年。未来への土台を築く年。
トピック1:戦国を攻略せよ!「北近江豊臣博覧会」開催

< 目標 35万人集客! >
1月から放映が始まった大河ドラマ「豊臣兄弟!」を契機に、豊臣秀吉公や秀長公にまつわるロングランイベントが市内3か所で開催されています。戦国時代のど真ん中を描くドラマをきっかけに、「戦国の聖地」である長浜は全国から大きな注目を集めています。今年は、私たちのふるさとを全国に発信する絶好の機会であると同時に、ふるさとの魅力を私たち自身があらためて再認識できる機会でもあります。
トピック2:豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」木ノ本駅停車
JR西日本が運行する豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」は、「美しい日本をホテルが走る」をコンセプトにしており、この春から木ノ本駅に停車することになりました。これにより、乗客の皆さまが木之本・高月地域を周遊しながら観光を楽しむことになります。この特別な寝台列車が立ち寄る場所として選ばれるということは、その地に息づく歴史と文化、そして「ホンモノ」の魅力が認められた証でもあります。このニュースを聞くだけで、なんだかワクワクした気持ちになりませんか。市内での立ち寄りスポットは、北国街道木之本宿、渡岸寺観音堂(向源寺)、高月観音の里歴史民俗資料館、赤後寺(日吉神社)です。


トピック3:長浜市総合計画策定 ~長浜市の未来をデザインする~
今年度に人口減少社会を前提にしたまちづくり計画を策定します。この計画は市の最上位に位置する「総合計画」で、12年間(2027年-2039年)という中期的なスパンで長浜の未来を描いていくものです。12年といえば、小学校入学から中学、高校卒業までの期間と同じ。そのような時間の流れの中で、私たちがどんなまちを目指すべきかを議論し、まちの方向性を決定する重要な年となります。
今年度の重点課題
地域の命を支える「市立二病院再建・再編」議論加速化
今年度の早い時期に、病院の規模や機能、長浜赤十字病院との役割分担、市の財政負担の見通し、職員の働く環境への影響などについて、比較できる形で複数の選択肢を示します。メリット・デメリットを隠さずオープンにして、最適な道筋を市民の皆さまとの対話から形にします。湖北病院は、施設の老朽化という現状をふまえ、将来世代に重すぎる負担を残さない形で速やかな整備を目指します。


今年度の重点的な課題
長浜市独自の物価高対策
1 「ながはま割」第2弾!
- 予算: 5億円(第1弾の約2倍)
- 期間: 6月1日〜8月23日の間で6クールで実施
- 内容: 最大40%割引 *1クールあたり2,000円上限
2 上下水道使用料基本料金の減免
- 期間: 9月から12月検針分(4か月分)
- 対象: 一般家庭、事業者などすべての使用者
- 減免額: 一般的な家庭で上下水道あわせて約10,000円程度
3 大学生等生活応援給付金
- 予算: 約9,139万円
- 対象: 約4,500人
- 内容: 対象者1人あたり20,000円
※高校生以下のこども若者には国の制度で「子育て応援手当」を実施
重点施策
「このまちで暮らし、こどもを育てたい。」
そんな気持ちを抱いていただける人を一人でも増やしたい。
「未来を描く」「未来を育てる」「未来を守る」という3つの大切な視点で、具体的な取組みを進めていきます。
未来を描く
若者世代が地域で働き、輝き続けるための環境づくりに力を注ぎます。学生時代の奨学金返還の支援や、若者の就農支援に取り組むことで、地域内での活躍を後押しします。さらに、新たな産業用地の整備により企業の立地を促進し、地域での働く場所を確保しながら人材集積を図ります。また、外国人留学生と地元企業のマッチングを進めることで、深刻な人材不足問題に対応します。これらの施策を通じて、社会課題に対応しつつ、人と企業が集まる活力のある地域を形成し、長浜市の未来を描きます。
主な事業: 新規産業用地開発促進事業 / 外国人高度人材確保支援事業 / 中小企業者人材確保支援事業 / 若者就農支援事業 / 第3期観光振興ビジョン策定 / 第2期湖の辺のまち長浜未来ビジョン策定 / 第4期産業振興ビジョン策定
未来を育てる
パートナーとの出会いの場の創出にはじまり、マイホーム取得の支援、生後100か月までの切れ目ない子育て支援、さらにこどもたちが多様な学びに触れられる教育環境の提供まで、これらの取組みを一体的に実施します。地域の皆さまに「このまちで暮らし、こどもを育てたい。」と感じていただけるよう、ライフステージに合わせたサービスを途切れることなく提供し、安心して暮らせる環境を整え、長浜市の未来を育てます。
主な事業: NAGAHAMA恋結びフェス / 長浜市なかなか、いい暮らし応援補助金 / こども100か月育ちサポート事業 / 長浜学びの多様化学校事業 / こどもの居場所づくり促進事業
未来を守る
人口減少に負けない、活力ある地域づくりの基盤を築いていきます。便利で暮らしやすく、さらに災害にも強い地域社会を実現するため、将来を見据えた積極的な投資を行います。また、進化するデジタル技術を活かし、市民生活をより便利にするとともに、地域特有の課題を解決するための取組みを進めます。財政運営においては、公共施設の規模を適正化し、維持管理費用の抑制を目指す一方で、市外の皆さまに長浜を応援していただける「ふるさと寄附」の拡大や、未利用の行政財産の売却を通じ、新たな財源を確保します。「抑制」と「拡大」のバランスを適切に取りながら、こども若者支援、産業振興、地域医療充実など、次世代への投資につながる分野に予算を重点配分できるよう、メリハリのきいた財政運営に努め、長浜市の未来を守ります。
主な事業: 消防庁舎移転統合整備事業 / (仮称)神田スマートインターチェンジ整備事業 / 第2期DX実証実験プロジェクト事業 / 公有財産の利活用推進 / 地域脱炭素推進事業
グラフ等で見る 令和8年度の予算


長浜市の物語は、あなたと未来へ続く。12年後の「もっと輝く長浜」を目指して。
市長に就任して4年が経ちました。この間、多くの市民の皆さまと出会い、対話を重ねる中で、あらためて強く感じたことがあります。それは、このまちを愛し、このまちをより良くしたいと願う「シビックプライド」を持つ人が非常に多いということです。これは長浜市の最大の強みであり、他にはない誇るべき魅力です。
日本は今、かつて経験したことのない人口減少社会に直面しています。今後も人口減少が見込まれる中、自治体経営は決して容易ではありません。しかし、「シビックプライド」を持つ人が多くいるまちは強い。私は、市民一人ひとりの力が結集すれば、このピンチをチャンスへと変え、「もっと輝く長浜」を実現できると確信しています。
本年度は、12年後のまちの未来図を描く「長浜市総合計画」を策定します。この計画の背骨(中心)に据えるのが「開かれたシビックプライド」という考え方です。市民の力を基盤にしながら、市外で活躍する長浜ゆかりの方々や全国の企業とも積極的につながり、知恵や力を取り入れていく。そして地域の資源や個性を、みんなで磨き、みんなで支えていく。そのような未来を目指します。
この1年は、長浜の未来を形づくる大切な1年です。総合計画の策定に加え、市立二病院の再建、地域医療体制の再編、物価高騰への対応、子育て支援の充実、各地域の特色を生かしたまちづくりなど、将来を見据えた取組みを着実に進めてまいります。人口減少という課題に向き合いながらも、本市の強みである人と人とのつながり、豊かな自然、歴史文化を生かし、「もっと輝く長浜」を実現してまいります。
子どもたちが誇れる長浜を築くために、「開かれたシビックプライド」のもと「つながりが、まちの力になる」という理念を胸に、皆さまとともに挑戦を続けてまいります。
長浜改革会議(次期「長浜市総合計画」策定に向けて) | 長浜市
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戦国を攻略せよ〜豊臣秀吉・秀長兄弟ゆかりの地 滋賀県長浜市
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