7 月 28 日、熊本県で最大震度 7 の地震が発生し、大きな被害をもたらしました。
いつ発生するか分からない災害。命を守るためには日頃の備えが重要です。事前の準備と発災時の行動について確認してみましょう。
災害への備えは特別なことではありません。いつもの暮らしの中での少しの準備、家庭での決めごとなど、いざという時にあなたと周りの人々の命を守る大きな力になります。
ACTION 01 災害に事前に備える【事前準備】
家族の取り決め
家族で事前に決めておくこと
【集合場所】
いろいろな災害、発生時間などを想定し、優先順位をつけて、3 箇所決める。
【非常持ち出し品の置き場所】
いつでも持ち出せるように置き場所を決める。
身近な避難場所を知っておこう
自宅だけでなく、会社で仕事中、スーパーにいる時など、よくいる場所の近くの避難場所と安全なルートを確認しておく。
ハザードマップの確認
住んでいる地域のハザードマップ(防災マップ)で、身の回りでどんな災害が起こり得るのかを確認しておく。
御嵩町 防災ハザードマップ
災害用品の備え
非常持ち出し袋
避難する際の物資を納めた非常用持ち出し袋は、自分にとって必要な物を考えて準備する。それらをリュックなどに入れ、玄関の近くや寝室、車の中、物置などに配置して、家の倒壊も想定して備える。
貴重品の備え
災害時に身元確認ができる、運転免許証、マイナンバーカード、障害者手帳、母子健康手帳など、身分証明書は常に携帯しておく。普段は非常用持ち出し袋と別に保管し、保管場所は家族で共有する。
常時携行する災害用品
外出中の災害に備え、必要最小限の防災グッズを用意してかばんに入れる。携帯電話、予備バッテリー、LED ライト、非常時の連絡先、身分証明証、マスク、ティッシュ、ハンカチ、筆記用具など。
備蓄品を確認して備える
日頃利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入しておく「日常備蓄(ローリングストック)」の視点を持つ。常備品は、いざという時も大切な食料になる。賞味期限の確認もしておく。常温保存ができる野菜、保存食にもなる乾燥野菜、家庭菜園なども役立つ。
3 日~1 週間分を目処に水・食糧を備蓄するが、普段の買い物から分量を意識する。寒さ・暑さへの備え、調理器具、食品用ラップやウェットティッシュなどの多用途に使える便利グッズを始め、ラジオや眼鏡、生理用品などの普段使っている無くなると困るものを意識しておく。
いつもの暮らしの中で、もしもの場合を考えてみよう!
食料品の日常備蓄
トイレの備え
【携帯トイレ(保管用密閉袋・ポリ袋)】
5 ~ 6 回×人数×7 日分
【トイレットペーパー】
5 ~ 6 回×人数×7 日分(家族 4 人で 8 ロール(30m タイプ))程度
【消臭剤】
スプレータイプを多めに
在宅避難のための生活必需品
【ランタン型ライト】
周囲を明るくして安全な空間確保
【ウェットティッシュ】
水がなくても清潔さを保つ
【消毒液】
感染症対策のために手を清潔に
【除菌洗浄液】
こまめにトイレを拭き掃除
家具などの転倒防止の備え
居住形態(マンション・戸建て・持ち家・賃貸など)や家具の種類に合わせてさまざまな固定方法がある。ポール式や L 字金具を使用しなくても、収納箱などの身近な素材の活用、複数固定法を組み合わせて効果的な転倒防止もできる。
家具の転倒防止
- 天井との隙間は 2cm 以内に
- 粘着マットで固定
- 転倒防止板を家具の下に敷く
- テレビとテレビ台は転倒防止ベルトとキャスター下皿で固定
リビング・キッチンの転倒防止
- 電子レンジは粘着マットや転倒防止ベルトで固定。レンジ台は L 字型金具で壁に固定。
- 食器棚は避難経路をふさがないように設置。L 字型金具で壁に固定。ガラスに飛散防止フィルムを貼る。
- 引き出しストッパーを付ける。
- 扉に開放防止器具を付ける。
- 冷蔵庫は避難経路をふさがないように設置。転倒防止ベルトで固定。
寝室の転倒防止
- ベッドの脚に滑り止め
- 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る。
- キャスター下皿で固定。
- 積み重ねボックスは上下と壁を連結金具で固定。
- タンスは避難経路をふさがないように設置。突っ張り棒で固定。転倒防止板を敷く。
ACTION 02 発災時の行動【 発 災 時 】
災害の発生時においては、的確な判断と行動が不可欠です。発災直後の混乱した状況下でも、事前に正しい知識を習得しておくことで、落ち着いて適切な行動をとることが可能になります。今回は地震が起きたときの行動を紹介します。
地震のとき
発災直後は落ち着いて行動
発災直後は、頭が真っ白になり、体もこわばって適切な判断が難しくなる。家から飛び出すと、落下物で負傷することも。家族と家の中の安全、周辺の建物や危険物、火災発生の危険を確認する。人混みでは、パニックによる事故防止のため、不正確なうわさに惑わされず、まわりの人に配慮した行動を心がける。
家で地震に遭ったら
慌てずに、自分の身を守る。丈夫な机やテーブルなどの下にもぐり、机などの脚をしっかりと握る。また、頭を座布団などで保護して、揺れが収まるのを待つ。揺れている間は火傷の危険もあるので、無理に火を消そうとしない。落下物もあるので、慌てて外へ飛び出さない。
トイレや浴室で地震に遭ったら
閉じ込められて避難できなくならないようにドアを開けておき、頭の上に注意しながらすぐ逃げられるようにする。可能なら廊下や玄関など安全な場所に移動する。
2階にいるときに地震に遭ったら
耐震基準を満たしていない住宅の 1 階は倒壊して身体が押しつぶされる危険があるので、慌てて 1 階に降りず、外に脱出すべきか状況を見て判断する。
避難経路を確保する
地震後は余震の危険もあるので素早く玄関のドアを開け、そのまま開けておく。普段から避難の妨げになりそうなものは玄関に置かない。
屋内に閉じ込められたら
部屋で身動きできなくなったら、大声を出し続けるだけでは体力を消耗する。硬いものでドアや壁を叩いたり、携帯電話に準備した音が鳴るアプリで大きな音を出して、自分が屋内にいることを知らせる。電波が通じていれば、電話や災害用伝言ダイヤル(171)、災害伝言板(携帯メール)を使って自分の居場所を知らせることもできる。
街で地震に遭ったら
周囲にも注意しながら、慌てずに自分の身を守る。ブロック塀の倒壊、看板や割れたガラスの落下に注意して、丈夫なビルの側ならビルの中に避難する。
電車・バスで地震に遭ったら
緊急停車に備え、座っていたら、かばんなどで頭を守り、立っていたら怪我をしないように姿勢を低くしたり、つり革や手すりにしっかりつかまり、倒れないように足を踏ん張る。
電気による火災の防ぎかた
電気による火災の危険を防ぐため、揺れ始めたら、使用中の電気製品はスイッチを切り、プラグを抜く。水に浸かった屋内配線や電気製品は漏電するので使わない。倒れた家財の中にスイッチが入った電化製品があると、通電再開後の火災の原因にもなる。避難するときは分電盤のブレーカーを落としておく。
火元の確認と注意
火を使っていたときは、揺れがおさまってから火の始末をする。出火した場合は落ち着いて初期消火を。ガスなどに引火する危険があるので、安全が確認できるまで夜の暗い時などにライターでろうそくに火をつけたりしない。
地震時のガス対応
ガスの臭いがある場合は、ガスは使用せず、窓を開けて換気する。器具栓、ガスの元栓、ガスメーターバルブ、容器バルブを閉めて、ガス販売店か緊急連絡先に連絡する。ガスの元栓は、ツマミが縦向きだと開いている状態。ツマミが横向きだと閉まっている状態。元の位置から動いてしまったプロパンガスのボンベは、復旧する前にガス業者に点検を依頼する。
水道管の漏水の確認
- 全ての蛇口を閉める。
- 水道のメーターボックスを開けて、メーターを確認する。
- メーターのパイロットが回っている場合は、漏水の可能性があるので、止水栓を閉める。
問い合わせ:総務課 防災安全係 担当:市原(内線 2205)
政府広報オンライン「【防災特集】 政府広報 防災・災害ポータル」では、今回紹介したものの他に「水害時の行動」や「被災時の行動」、「避難所での生活ルール」などについても紹介されています。ぜひご覧ください。
出典:政府広報オンライン「【防災特集】 政府広報 防災・災害ポータル」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/bousai/
御嵩町防災ハザードマップについて | 御嵩町
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/bousai/
