1 経緯・背景
南九州市の水道事業は、人口減少による水道料金収入の減少や、水道管などの施設の老朽化、物価高騰による維持管理費の増加などにより、厳しい経営状況が続いています。
水道料金は、平成 26 年4月に旧3町の料金を統一し、令和4年4月に料金の見直しを行いましたが、現在の料金体系のままでは、令和 10 年度には赤字となり、将来にわたって安定した水道事業を続けていくことが難しくなる見込みです。
また、安全で安心な水道水を安定してお届けするためには、老朽化した水道管の更新や、地震などの災害に備えた耐震化を計画的に進めていく必要があります。
このため、市民の皆さまの大切なライフラインである水道を将来にわたって守り、安定した水道サービスを継続していくため、水道料金を改定することとしました。
今回は、下水道料金(農業集落排水含む)の改定はありません。
2 水道事業の現状と予測
❶ 料金収入の減少
給水人口は、令和 5 年度の 31,626 人から、令和 14 年度には 26,398 人まで減少することが見込まれています。
給水人口の減少に伴い、水道料金収入も令和 5 年度の約 5.6 億円から、令和 14 年度には約 4.8 億円まで減少する見込みです。
❷ 今後の財政見通し
水道料金を改定しない場合、令和 8 年度以降の財政見通しは下図のとおりとなります。
令和 10 年度には収支が赤字となり、その後も赤字額が増加していくことが見込まれています。
❸ 老朽管路の状況
本市の水道管は約 738km あり、そのうち 46.85%が法定耐用年数の 40 年を超えています。
一方、年間の更新率は 0.3%前後にとどまっており、今後は老朽管の更新や耐震化を計画的に実施していく必要があります。
3 新旧料金表
●水道料金改定表(1カ月あたり) ※税抜き
| 区分 | 現行 | 差額 | 改定後 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 基本料金 | 13mm | 700 円 | + 100 円 | 800 円 | |
| 20mm | 1,000 円 | + 150 円 | 1,150 円 | ||
| 25mm | 1,350 円 | + 200 円 | 1,550 円 | ||
| 30mm | 1,700 円 | + 250 円 | 1,950 円 | ||
| 40mm | 3,500 円 | + 500 円 | 4,000 円 | ||
| 50mm | 5,250 円 | + 750 円 | 6,000 円 | ||
| 75mm | 13,500 円 | + 2,000 円 | 15,500 円 | ||
| 100mm | 22,000 円 | + 3,100 円 | 25,100 円 | ||
| 従量料金 (1㎥につき) |
一般用 | 1 ~ 10㎥ | 70 円 | + 10 円 | 80 円 |
| 11 ~ 20㎥ | 110 円 | + 15 円 | 125 円 | ||
| 21㎥~ | 140 円 | + 20 円 | 160 円 | ||
| 公衆浴場用 | 1㎥~ | 110 円 | + 15 円 | 125 円 | |
| 臨時用 | 1㎥~ | 150 円 | + 20 円 | 170 円 | |
●平均的な水道使用量による料金比較(口径 13mm 2カ月分) ※税込み
| 世帯人員 | 使用水量 | 現行料金 | 差額 | 改定後 | 改定率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1~2人 | 20㎥ | 3,080 円 | + 440 円 | 3,520 円 | 14.3% |
| 3~4人 | 40㎥ | 5,500 円 | + 770 円 | 6,270 円 | 14.0% |
4 新料金の適用時期
新料金は、令和9年4月1日以降の使用分から適用されます。
ただし、令和9年3月 31 日以前からご使用の方については、下記のとおりとなります。
- 偶数月検針の場合・・・令和9年7月請求分(6 月検針)から
- 奇数月検針の場合・・・令和9年8月請求分(7 月検針)から
問合先
市役所本庁 建設水道課 水道業務係(水道料金お客さまセンター)
