歴史をつなぐ幸橋
平戸市の自然や文化、歴史的遺産の魅力を紹介
vol.19
問い合わせ 文化交流課文化遺産班 ☎22-9143
平戸市役所前に架かる幸橋は、かつて平戸城と城下を結ぶ重要な交通路として利用されていました。1669年に木橋として架けられ、往来が便利になったことから、「幸橋」と名付けられたと伝えられています。
しかし、長い年月が経つ中で、橋が崩れたため、1702年に平戸藩主・松浦棟(まつら たかし)の命令で、より頑丈な石造りのアーチ橋に生まれ変わりました。
このアーチの技術は、かつて平戸にあったオランダ商館の建築に携わった大工から石工たちに伝えられたものとされ、幸橋は「オランダ橋」とも呼ばれました。
現在では、隣の亀岡橋を通れば簡単に行き来できますが、幸橋はかつての海外交流の名残りを示す貴重な遺構として、修復を重ねながら今日まで伝えられています。
「幸橋」とは、今の私たちにとって、過去の歴史を身近に感じられる「幸い」を象徴しているのかもしれません。
