“好き”を続けた先にある音楽

「好きなことを続ける道は、一つじゃないと思うんです」
穏やかな口調でそう語るのは、半田市出身で、4人組バンド「ペンギンラッシュ」のベースを担当する浩太郎さん。
ベースとの出会いは、半田高校で入部したフォークソング部。もともとピアノを習っていたため新しい楽器に挑戦したいと思い、ドラムは難しそう、ギターは目立つイメージがあって自分には向かない――そうして選んだのがベースでした。
部活動外でもバンドに加入し、高校2年生頃には「自分たちの曲を作ってみよう」と初めて楽曲制作にも挑戦しました。そして、高校3年生の時に部活の文化講演で雁宿ホールのステージに立つなど、大きな舞台で演奏する中で、「音楽っていいな」と感じることが増え、音楽への思いは次第に強くなっていきました。
大学でも音楽を続け、軽音楽サークルで活動。2016年頃からペンギンラッシュのサポートメンバーとして演奏し、2017年に正式加入しました。大学在学中の加入でしたが、「卒業後もバンドを続けていこう」と決意し、音楽の道を歩み始めます。
現在は、バンドの楽曲制作も行っています。メロディやリズムが浮かぶと、それを軸にキーボードの真結さんと曲を組み立て、ボーカル&ギターの望世さんが歌詞を付けることが多いそうです。
「演奏することが好きなのはもちろんですが、制作もすごく楽しいです」
一方で、思い描いた表現が形にならず悩むこともあります。それでも、「今できないことは、今日明日すぐにできるようになるわけでもない」と受け止め、深く考えすぎず、次につながる努力を積み重ねています。
決まった練習時間は設けていないものの、ベースは自然と手に取って弾いているそうです。
「お風呂をためている間に弾き始めて、気付いたらお湯が冷めていることもあります」と笑う姿からは、音楽を心から楽しんでいる様子が伝わってきます。
半田へは、ワンシーズンに一度ほど帰り、お墓参りで常楽寺を訪れたりするそうです。また、住吉神社は通っていた学習塾から近く、懐かしい場所だと教えてくれました。
「小中高を半田で過ごしたので、まちを歩くといろいろな思い出がよみがえります」と半田への愛着を話してくれました。
ペンギンラッシュは今年、東京・大阪でのワンマンライブを成功させ、現在も新たな楽曲を制作中。
「もっとたくさんの人に曲を聴いてもらえるよう、活動の幅を広げていきたい」と前を見据えます。
最後に、こんなメッセージを届けてくれました。
「好きなことを続けるための道は一つじゃありません。まだ途中なら、道はいくつもあります。好きなことと向き合いながら、自分らしく続けていける道を探し続けてほしいです。」
好きなことを信じ、歩み続ける姿勢が、浩太郎さんの音楽を支えています。

11月7日(土)
半田市にて凱旋ライブ開催!
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