島で暮らし、働いて、人と出会う。
ふるさとワーキングホリデーの夏クールが実施され、全国から9名の学生が集結しました。その記録と、ふるさとワーキングホリデーが目指す未来を特集ページでお届けします。

島に暮らして、働いてみる。島に出会って、つながる。
ふるさとワーキングホリデーとは
「ふるさとワーキングホリデー」は、総務省が推進する制度です。都市部に住む学生や社会人が一定期間、地方に滞在しながら働いて収入を得つつ、地域の人々との交流や暮らしの体験を通じて、地方のリアルを知るプログラムです。町では令和6年度からこの制度を活用し、毎年プログラムを実施しています。
このプログラムが単なる人手不足解消の「就業体験」と異なるのは、「関係人口」を育てる取り組みである点です。関係人口とは、移住や観光とは異なり、特定の地域と継続的に関わりを持つ人のことをいいます。人口減少が進む離島において、移住者を増やすだけでなく、全国各地で島と関わりを持つ人を増やすことも、町の未来にとって大切な視点です。
これまでのプログラムを通じて、参加者の中には終了後も全国各地の沖洲会の活動に参加したり、島外で開催される物産展に顔を出してくれる方も現れています。「沖永良部出身ではないけれど、沖永良部が好き」というワカモノが、このプログラムをきっかけとして広がってきています。
ふるさとワーキングホリデーは、そんな「島の応援団」を全国に増やしていく取り組みでもあります。

プログラム参加者が沖洲会の活動に参加
夏クールを初開催
初の試みである夏クールでは、町の特産品であるシマ桑の収穫・加工作業をはじめ、島内のジェラート店や海の家での就労体験を行いました。都市部ではなかなか経験できない一次産業の現場や、島ならではの観光業の仕事に、参加者たちは目を輝かせて取り組みました。
休日には、透き通った海で泳いだり、島民と交流したり、三線体験をしたりと、夏の島暮らしを全身で満喫しました。一方で、プログラム期間中に台風が2度も接近するという事態も発生。フェリーの欠航が続く中で、スーパーから品物が消え、参加者たちは島の暮らしの現実も含めてリアルに体験することとなりました。




来春も開催予定 受入事業者・参加者を募集します
町では、来年春のふるさとワーキングホリデー実施に向けて、受入事業者およびプログラムの参加者を募集します。詳細は町ホームページにて、随時お知らせします。
受入事業者の皆さんへ
農業・飲食・観光・商工業など、業種を問わずご参加できます。事業者への紹介料は無料で、参加者の滞在費は事務局が負担します。時給は各事業者にてご設定いただき、必要な備品は事務局から参加者へ支給します。また、滞在期間中には事業者と参加者の交流イベントも開催予定です。
周りにワカモノがいる皆さんへ
皆さんのまわりに、「島に帰ってみようかな」、「島でなにかしたいけど、何をすればいいかわからない」、「地方暮らしに興味がある」——そんなワカモノが周りにいませんか。10代、20代の経験は、何が将来の自分を変えるきっかけになるか分かりません。ぜひ一度、本プログラムを紹介してみてください。
参加者の声

柳井 照瑛さん
「来る前は、島には仕事がなくて不便という印象でした。でも実際に働いてみると、いろんな仕事が繋がり合っていて、まだまだ人が足りていないことがわかりました。怒られることも含めて、お客さんではなく島の仲間として扱ってもらえたことがうれしかったです。飲んで、働いて、人の繋がりの中で、本当に楽しい2週間でした。」

東雲 さくらさん(2回目参加)
「今回は与えられるだけでなく、自分も誰かの力になりたいと考えて参加しました。前回出会った島の方々との繋がりを今回も感じ、改めて人の温かさを実感しました。沖永良部島の魅力はやはり人にあると思います。今回の参加を経て、地元の関西でも島のために自分にできることを考えるようになりました。」

久保 梓さん
「一番の思い出は『人』でした。海の美しさや非日常の生活以上に、関わってくださった方々との思い出が忘れられません。島民の皆さんがありのままの姿を見せてくださったことで、観光ではなく島で生活しているという実感がありました。ビーチサンダルで働く体験も、台風の影響でスーパーから食材が消えた経験も、全部が忘れられない思い出です。」
お問い合わせ
企画振興課(☎84-3162)
