土の成分だけじゃないですよ
「畑には作物が吸える養分がしっかりあったほうがいい」まあ色々な養分(肥料分)、それも作物が欲しがっている分あればいいですよね。だから肥料を入れたり堆肥を入れたりするんですが、ずーっと作り続けると(それが普通ですが)家庭菜園では徐々にこの養分がたまっていることもあります。ハウス菜園は特にその傾向が出やすい。この場合、茎葉ばかり生い茂ったり病気にかかりやすい等の問題が起きます。一度肥料を与えないでやってみてください。農業経営者の方はJAに土壌分析を依頼ですね。
さて養分だけでいいのかな?ここでもう一つ、土壌物理性はどうか?です。「根がしっかり張れる土」になってるかどうか?根が主に張る部分は「作土」と言ってますが、スコップや鍬(くわ)で耕した部分で最低15㎝くらいでしょうか。肥料も大体この層に多く使われますね。そして「ふかふか」の土になってますか?
家庭菜園ではスコップ等で耕すことが多いでしょうから、結構深くまでふかふかしていますがその下は..硬くないですか?水がたまってませんか?下に硬い層があったら、根は作土下に伸びませんし、雨が降ったら水がたまります。2年前の広報8月号にも掲載しましたが、この硬い層を「耕盤層」(または犂底盤:りていばん)と呼びます。作物には大敵です。硬い層があるかどうか、どこにあるか、どの程度硬いか?は穴を深く掘ってこの硬度計を使って壁面に挿して調べます。単位は「mm」です。どの田畑でもこの層が硬すぎて硬度計で測って「硬度20」を超えると収量が上がりません。上の断面図は一例です。薄い2層目が硬く「硬度24mm」では作物の根は下に伸びず、水も通しづらくなり生育は不良になります。この耕盤層の下も硬いことがありますが、徹底した改良が必要です。この硬い層はさらに割るようにして下さい。
農業経営者の皆さん、「うちの畑はどうなってるんだ?」とお思いの方はおっしゃってください。測定してみますか。家庭菜園は当方に相談してください。
