子どもたちと東伊豆町の未来をつくる学校へ(第1回)
東伊豆町が進めている、幼稚園・小学校・中学校、そして高校までを見据えた新しい学校環境づくり。その「基本構想・基本計画」の策定に向け、今夏予定していた入札を一旦中止したことについて、「学校の統合はどうなってしまうの?」と驚かれた方もいらっしゃると思います。
まず、町民の皆さんにご心配をお掛けしたこと、そして十分な説明ができていなかったことをお詫び申し上げます。
最初にお伝えしたいのは、今回の中止は、学校統合そのものを取りやめるものではないということです。むしろ、子どもたちのために、そして東伊豆町の未来のために、より良い学校環境をつくるため、一度立ち止まってしっかり考える時間をつくることにしました。
町内では人口減少や少子化が進み、学校統合について長い間議論されてきました。「一日も早く、新しい学校を」と願っている方も多いと思います。私も町長就任後、これまでなかなか前に進まなかった学校統合を具体化し、計画づくりの段階まで進めてきました。
しかし、私たちが目指すのは、単に「子どもの数が減ったから学校を一つにする」という統合ではありません。
幼い子どもから高校生まで、世代の違う子どもたちが自然に関わり、学び合える環境をつくりたい。小さな子どもたちは年上の子どもたちの姿から学び、年長の子どもたちは小さな子を思いやる中で、責任感や優しさを育んでいく。そんな学びの場をつくりたいと考えています。
そして、私が考える学校づくりは、それだけではありません。
学校は子どもたちの学びの場であると同時に、地域にとっても大切な場所です。子育て、福祉、防災、文化、スポーツ、そしてまちづくり――これからの学校には、さまざまな分野が関わってきます。
だから私は、新しい学校をつくることは、これからの東伊豆町そのものを考えることだと思っています。
学校が、どのように町民の皆さんの暮らしや、これからの東伊豆町につながっていくのか。そして、なぜ今回、一度立ち止まるという判断をしたのか。
次回は、私が新しい学校に詰め込みたい「姿」とともに、もう少し具体的にお話ししたいと思います。
