
前回、令和8年5月号にて自主運行バス運賃の見直しの必要性を、数値データとともに示しました。今号では、これからの公共交通を維持していくための具体的な「運賃改定案」と「今後のパブリックコメント(意見募集)」について詳しくご紹介します。
自主運行バスとは?
自主運行バスは、平成10年度まで株式会社東海バスが運行していた「稲取志津摩~大川公民館間」の路線が廃止されたことを受け、平成11年度から町が株式会社東海バスに委託して運行している公共交通です。
運行区間
稲取志津摩~大川公民館間
便数
1日5便(土日祝日を除く)
運賃
最大 210円
自主運行バスの運営状況については、広報ひがしいず5月号をご覧ください。
広報ひがしいず2026年5月号(No.642)/東伊豆町|満点の海・山・空は東伊豆
運賃見直しの経緯
- 「財政負担の増加」
- 「利用者の減少」
- 「極めて低い運賃」
東伊豆町自主運行バスは、運行開始からこれまで、初乗り「170円」、最大料金「210円」という、近隣自治体や一般路線バスと比較すると非常に低い運賃水準を維持してきました。しかしながら、少子高齢化や自家用車の普及に伴う利用者の減少に加え、近年の物価高騰や燃料費の上昇により、運行委託料として町が負担する額は年々増加し、現在は年間1000万円を超える状況となっています。このままの運賃水準では、将来にわたってバス路線を維持していくことが極めて困難になります。そこで町では、受益者負担の適正化を図り、大切な公共交通を次の世代へ持続可能な形で引き継ぐため、「上限額の撤廃」を主軸とした、新たな運賃改定案を策定しました。
運賃改定のポイントは「上限撤廃」
この料金設定は、町内を走る一般路線バス(東海バス)の運賃基準と同等にしたものです。近隣自治体の自主運行バスと比較しても、これまで極めて低い水準にあった運賃を、適正かつ持続可能な水準へと見直す内容となっています。町の財政負担のみに頼るのではなく、乗車距離に応じた応分の負担をいただくことで、将来にわたり安定してバスを運行し続けさせるための見直しです。大切な「生活の足」を将来に残していくため、皆さまのご理解をお願いいたします。
運賃改定イメージ
| 初乗り料金 | 上限 | 最大料金 | |
|---|---|---|---|
| 現行 | 170円 | あり | 210円 |
| 改定案 | 220円 | なし (乗車距離に応じて加算) | 1,060円 |
※令和8年10月時点での試算運賃
【参考】近隣自治体の自主運行バス運賃
| 河津町 | 南伊豆町 | 松崎町 | 西伊豆町 | |
|---|---|---|---|---|
| 上限 | なし | なし | なし | なし |
| 最大運賃 | 1,260円 | 1,080円 | 710円 | 1,510円 |
※令和8年8月時点の運賃
町内の公共交通 何があるの?

- ①電車(伊豆急行線)
- 町内には伊豆稲取、片瀬白田、伊豆熱川、伊豆北川、伊豆大川の5駅
- 伊豆稲取から伊豆大川までで470円、所要時間約13分
- 町外、長距離の移動に便利

- ②バス(東海バス)
- 志津摩~大川公民館間で26停留所(自主運行バス)
- 同区間1060円、所要時間約36分
- 河津駅、伊豆今井浜病院など稲取から下田方面行の路線あり

- ③ノッカルひがしいず
- 稲取エリア、奈良本エリア、片瀬・白田エリアで各30以上の停留所
- エリア内200円、エリアまたぎで最大800円
- 将来的には町内全域で運行
皆さまからのご意見を募集します

今回の運賃改定案について、町民の皆さまのご意見(パブリックコメント)を募集します。お寄せいただいたご意見を参考に、今後の運賃改定手続きを進めてまいります。
募集期間
10月1日(木)~10月31日(土)
ご意見の受付方法
①応募フォームから
以下のリンクより応募フォームへご意見・必要事項を入力し、送信してください。
②応募様式をダウンロードし、送付する
町ホームページより様式をダウンロードし、持参、郵送、FAX、電子メールのいずれかの方法で提出してください。
※電話や口頭では受け付けられませんのでご承知ください。
問合せ先
企画調整課 政策推進係 ☎95-6202
