近年、SNSを介した誹謗中傷や有害コンテンツの接触、SNS依存などによる悪影響が深刻化している現状があります。オーストラリアでは、これらからこどもたちを守るために、16歳未満のInstagramやX(旧Twitter)などのSNS利用を禁止するオンライン安全改正法が施行されました。しかしこの法律に対し、「表現の自由を侵害するものだ」と批判の声もあります。もし日本でも同様に規制されたら、皆さんはどう考えますか。
SNSを規制することで、誹謗中傷やデマの拡散、犯罪などに巻き込まれるリスクは減るでしょう。しかし、健全に利用している人にとっては、不自由さを感じることも多いかもしれません。SNSでの自由な発信は、憲法の表現の自由で保障されており、皆に等しく与えられた権利です。ただし、自由な表現であっても、時には他人や自分を傷つけたり、悪影響を及ぼしたりすることがあります。「権利には責任が伴う」ということを、私たちは忘れてはいけません。
今や私たちの日常生活に欠かせない存在となったSNS。友人や家族との連絡だけではなく、情報収集や娯楽、仕事など、さまざまな場面で活用されており、暮らしをより便利で豊かなものにしてくれています。これらを規制する必要のない社会にするためにも、一人一人がSNSの使い方を今一度見つめなおすことが大切ではないでしょうか。
筑前町には小中学校の児童・生徒が作成した「ネットつきあおう条例」があります。
ネットつきあおう条例
- つかう目的を考えるべし。
- きめた時間を守るべし。
- あいての顔みて話すべし。
- うたがってみるべし(親に相談する)。
この4つを基本とし、児童・生徒を中心に学校・家庭・地域が連携した情報モラル教育に取り組んでいます。こどもだけでなく大人も含め、これらのことを守りながら、健全にSNSを利用することが大切です。
どこの誰か分からないこともあるSNSだからこそ、より相手の人権を尊重し、安全で楽しい利用を心がけていきましょう。
著/筑前町人権・同和教育推進協議会
問人権・同和対策室 ☎ 0946-42-6612
