町は、医療と介護、福祉の専門職が連携し、高齢者の在宅生活を支えています。今月号から3回シリーズで医療と介護の魅力発信として「お仕事紹介」と在宅医療や介護に関する情報も併せてお伝えします。
1回目となる今回は、地域包括支援センターで働く「社会福祉士のお仕事」とあんじゅ音更指定居宅介護支援事業所で働く「ケアマネジャー(介護支援専門員)のお仕事」についてお伝えします。
問合先 保健センター内高齢者福祉課☎32-4567、FAX32-4576
教えて!社会福祉士のお仕事 ~音更町地域包括支援センターらんらんで働く佐伯宏和さんにインタビュー!!~
事業所の概要
- 事業所名:音更町地域包括支援センターらんらん
- 所在地 :柏寿台1番地5
- 連絡先 :0155-67-7090
- 開所時間:午前9時~午後5時30分
- スタッフ:看護師、社会福祉士、主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)含めた5人
社会福祉士のお仕事の内容
判断能力が低下している高齢者や高齢者虐待などの権利擁護に関する相談を関係者と連携して支援しています。また、本人やその家族の抱えるさまざまな課題に対する支援も行っています。
今の仕事を選んだきっかけは?
もともと大工として働いていましたが、就職氷河期の世代でもあり、新築住宅の棟数が減少し始め、「仕事がなくなるのでは」と不安な気持ちでいました。2000年の介護保険制度の開始をきっかけにこの仕事に興味を持ち、困っている人の助けになりたいと思い選びました。
お仕事のやりがいは?
自分一人では困難な仕事でも、チームで一致団結して仕事ができていることが心強く、自分の力を発揮できる原動力になっています。
医療や介護の仕事を目指している人へ
相談や生活支援において、直接感謝されることがとてもうれしく、モチベーションにつながっています。また、農村地域の温かい人間関係による信頼関係の構築や地域全体の福祉力向上に貢献できる充実感を感じる仕事です。
心に残るエピソード「信頼関係」
最初は関わりに拒否的だった一人暮らしの高齢者の男性がいました。判断能力も低下していたため、権利擁護などの支援が必要な状況でした。何回も本人のところに通い続け、やっと信頼関係を築くことができ、必要な支援が入り今では安心した生活を送ることができています。信頼関係は、なかなか築けるものではないこと、時間をかけてじっくり、慌てないことが大切であることを学ばせていただきました。
地域包括支援センターはどんなところ?
保健師または地域ケアなどの経験を持つ看護師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門職を配置し、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心した生活を続けられるよう総合的な相談支援を行います。介護に関すること以外に、健康や福祉、医療や生活、認知症に関する相談などを受け、適切な機関やサービスにつないで高齢者とその家族を支援していきます。要支援と認定された人のケアマネジャーとしてケアプランの作成も行っています。
町内にある三つの地域包括支援センター
地域包括支援センターらんらん
住所:音更町柏寿台1番地5
電話:0155-67-7090
担当圏域:音更中学校区、駒場中学校区
地域包括支援センターほほえみ
住所:音更町共栄台西12丁目7番地7
電話:0155-32-5151
担当圏域:共栄中学校区、下音更中学校区の一部
地域包括支援センターロータス音更
住所:音更町中鈴蘭元町2番地9
電話:0155-67-7863
担当圏域:緑南中学校区、下音更中学校区の一部
教えて!ケアマネジャー(介護支援専門員)のお仕事 ~あんじゅ音更指定居宅介護支援事業所主任ケアマネジャーの大河原希美子さんにインタビュー!!~
事業所の概要
- 事業所名:あんじゅ音更指定居宅介護支援事業所
- 所在地 :中鈴蘭元町2番地9
- 連絡先 :0155-30-9221
- 開所時間:平日午前9時~午後5時30分
- スタッフの職種と人数:主任介護支援専門員3人、介護支援専門員4人
ケアマネジャーのお仕事の内容
介護保険に関する相談対応やサービス調整および確認、給付管理を行います。ご自宅に月に一度モニタリング訪問を行うほか、ケアプランなどの書類の作成や記録・電話対応などのデスクワークも行います。
ケアマネジャーの仕事の好きなところ
利用者さんの自宅に訪問するため、一番身近な相談相手になれるところが好きです。日常の何気ないお話をする時間も大切にしています。
今の仕事を選んだきっかけ
特別養護老人ホームで相談員として働き、ケアマネジャーの受講資格試験を受け無事合格。その後、研修を経て現在の部署に異動しています。
子どもの頃の夢は?
ケーキ屋さんになるのが夢でした。
医療や介護の仕事を目指している人へ
産休や育休でお休みする期間もありましたが、一緒に働く上司や同僚に支えてもらい働き続けることができています。仕事と家庭の両立のしやすさもこの仕事の魅力です。
心に残るエピソード「最期の言葉」
ご夫婦で担当させていただいたご利用者さんがいました。ご主人が自宅で闘病され、最期は病院に入院されました。お亡くなりになる前の心身共につらい状況の中、ケアマネジャーである私に対し「妻のこと、頼むね」とおっしゃったご主人。その一言を私の胸に刻み、一生懸命支援していこうと身が引き締まりました。
用語解説
- ケアプラン(介護サービス計画書)
利用者と家族のこれからの生活への意向(希望)と解決するべきニーズに向けて、どのようなサービスを提供し解決と達成を図るのかを計画書にしたものです。 - モニタリング訪問
介護サービスを受けている利用者の自宅などを訪問し、ケアプランどおりにサービスが提供されているか、利用者の状況に変化がないか、困っていることはないかなどを確認する訪問のことです。
体調確認やデイサービス、車いすなどのサービス利用状況を確認しています。
ご利用者からの声
大河原さんが担当してくれて3年が経ちます。サービスの調整をしてくれて安心して生活できています。
ケアマネジャー(介護支援専門員)までの進路
高校卒業
↓
保健・医療・福祉系の国家資格 +実務経験5年以上、または生活相談員などの相談援助業務実務5年以上
↓
実務研修受講試験
↓
実務研修87時間以上
↓
介護支援専門員資格取得
豆知識
※居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーは「居宅ケアマネジャー(居宅ケアマネ)」、介護老人福祉施設や介護老人保健施設といった介護施設で働くケアマネジャーは「施設ケアマネジャー(施設ケアマネ)」と呼ばれています。
