虫が多いの?少ないの?
農業的に気温が「高い」「低い」は5月から9月まで比較しますが、ここ数年「地球温暖化の影響」でシーズン通して「高い」という傾向があります。今年も5 ~ 7月の月別最高気温が概ね平年より2℃前後高い傾向です。現段階では作物への影響等がまだありませんが、今後の気温次第では影響も出てくるかもしれません。
よく「気温が高いと虫(昆虫)の発生も多い」と言われますが、今年の傾向はどうでしょうか?「いつもよりソバ畑に蜂や蠅が少ない」「蚊やブヨ(ブユ)が少ない」、「カメムシが多い」等さまざまです。平年より気温が高いだけで虫の多少は決まらないようです。「前年度の多少」の影響で決める場合と、春先の各農業試験場での予察圃での「多少」で決まります。予察圃とは道内の各農業試験場にで農薬を散布せずに病害虫の発生傾向を見る圃場です。長沼にある「北海道病害虫防除所」がこの傾向を発信しています。
特筆すべき今年の作物(家庭菜園にも影響か)につく虫は...
- とうもろこし:アワノメイガ・オオタバコガ
- 豆類:食葉性鱗翅目(蝶や蛾の類)
概ね平年並みは.. - アブラナ科野菜(キャベツや大根等):モンシロチョウ・コナガ・ヨトウムシ等
農業関係者に向けて発信してますが、家庭菜園にも相通じるものになりますので一般家庭の皆さんに参考になるかと思います。ただし、この号が皆さんのお手元に届くころにはもういないかもしれません。
さあやっつけよう!ソバのゾウムシ
4年前の7月に空知管内で見つかり、全道一円に広がったゾウムシがいます。「タデノクチブトサルゾウムシ」でソバに寄生します。幌加内でも3年前に見つかり、広く分布しています。雑草地に潜んでいた成虫が春に現れ、葉を食害し、茎の根本近辺に産卵管を挿して卵を産み付けます。茎内で孵化し、茎内の髄を食害しながら成虫になって出ていきますが、成長の進んだソバは食害されても影響はありません。しかしまだ謎が多いので現在農業試験場が対応策を検討しています。食べる子実部分には絶対に影響しませんし、潜むこともないのでご安心ください。
