今号から、昔玄海町で盛んだった民俗行事や、今にも途絶えそうな貴重な行事にスポット当ててご紹介します。
①『ワカミズクミ・ワカミズトリ(若水汲み・若水取り)』
元旦(1 月 1 日)の朝、家の戸主が井戸・海岸・川・湧き水・共同水源地で汲む水を若水といい、この水で歳神(歳徳様)の供え物や家族一同の食物を炊き、口をすすいだり、顔を洗ったりします。縁起がいいとされたこの行事は、町内でも数地区に減少しています。
『オシオイクミ』
元旦に、男性が海岸に行き、笹やシバを海水に浸けて家に持って帰ります。枝を折って拝んだり、左右に振ってお祓いをして荒神様・神棚・床の間など1本ずつ供え、神社にも祓って供えます。特に、値賀地区で行われています。
教育課では、古写真を集めております。ご提供をお願いします。
次回は『②ヒョウケンギョウ(鬼火焚き)』の予定です。
文化財専門員 有光 宏之
出典「玄海町史・下巻」「玄海町の民俗」
