教育課より
⑨『二十六夜待(にじゅうろくやまち)』
旧暦の1月と7月の26日の夜半に下弦(かげん)の月(弓月)を待つ行事です。江戸時代には、見晴らしの良い場所で月を待ちながら飲食を共にする行事として、庶民の間で広まりました。かつては、上場台地一帯で広く聞かれた行事です。
昔の行事は、鉦(かね)や小太鼓を鳴らして月を迎えるというものでしたが、戦争や後継者不足により、鉦や小太鼓を鳴らすことはなくなりました。現在では、迫や各家庭で神社やお大師様を参拝したり、団子やけいらんなどを作り、月を迎えるように形を変えています。
文化財専門員 有光 宏之
※見晴らしのよい高輪で、月を待ちながら、屋台に花火、賑やかに集う人々の図
出典・写真「玄海町史・下巻」「玄海町の民俗」
教育課では、古写真を集めております。ご提供をお願いします。次回は『⑩亥の子』の予定です。
