㉄ 保健福祉課 健康増進係
☎62―0324

適度な飲酒は、心身の緊張をやわらげ、血行も良くなり、ストレスの解消や休養等の効果があります。しかし、1回の飲酒で適量を超えて飲むと、心や体に大きな影響を及ぼし、日常生活に様々な影響を与える可能性があります。県の実施した県民健康意識調査(令和4年度)や、国保特定健診質問票(令和6年度)によると、上関町は、県の平均に比べ1日の適量を超えて飲む人の割合が高い状況にあります。
年末年始はお酒の席が多くなる時期です。まずは、自分の飲酒状況を把握して、健康に配慮した飲酒を心がけましょう。

皆さんのお酒の飲み方は?~チェックしてみましょう~
- ご自身の飲酒状況を把握している ☜ 重要!!
- あらかじめ量を決めて飲酒している
- 飲酒前、飲酒中に食事をしている
- 飲酒の合間に水を飲む
- 1週間のうち、飲まない日を設ける
- 一時多量飲酒(一気飲み)を避ける
- 他人への飲酒を強要しない
- 不安や不眠を解消するための飲酒をしない
- 病気療養中の飲酒や服薬後の飲酒をしない
- 飲酒中・飲酒後の運動や入浴をしない
★アルコールの豆知識★
アルコールは肝臓で処理され、体外に出されます。肝臓で処理されるアルコール量は限界があり、毎日飲んでいると肝臓の動きが悪くなります。また、脳の機能を麻痺させるので、ほろ酔い状態までは良いのですが、飲酒量が増えるに伴い判断力や体の動きが鈍くなったり、怒りっぽくなったりするなど、周囲の人に迷惑をかけ、事故につながる場合も少なくありません。
少量のお酒ですぐに顔が赤くなる人は、アルコール分解の働きが弱い体質です。無理な飲酒はNGです。
1日のお酒の適量は?
純アルコール量で「20g」です!
純アルコール量20gのめやす
(日本酒で1合相当)
★女性や高齢者はこの半量
| お酒の種類 | ビール | 日本酒 | チューハイ | 焼酎 | ワイン | ウィスキー |
| アルコール度数 | 4.6% | 15.4% | 7% | 25% | 11.4% | 40% |
| 適性飲酒量 | ![]() (500ml) | ![]() (180ml) | ![]() (350ml) | ![]() (100ml) | ![]() (200ml) | ![]() (60ml) |
お酒の量を気にするだけでなく、純アルコール量を知ることが大切です!
純アルコール量=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8
食事のカロリーのように数値化できるので一度確認してみてください。
生活習慣病のリスクを高める飲酒量は?
がんや高血圧、脳出血、脂質異常症などのリスクは、飲酒量が増えれば増えるほど上昇し、男性では飲酒量が純アルコール量で1日に44g(ビールなら1ℓ強)を超えると脳梗塞・虚血性心疾患による死亡のリスクが高くなるといわれています。厚生労働省は生活習慣病のリスクを高める飲酒量を純アルコール量で1日に、男性で40g以上、女性で20g以上としています。
飲むなら健康的な飲み方を
- 空腹で飲まない
- バランスの良い食事を一緒にとる
- 飲酒の合間に水やノンアルコール飲料を飲む
- 少しずつ飲む
男女差や年齢の違い、体重差、体質などがお酒の影響に関係する要因です。それぞれの状況に合わせて、健康的にお酒と付き合いましょう。
関連リンク(厚生労働省)
飲酒チェックツール アルコールウォッチ
あなたが決めるお酒のたしなみ方(男性)
あなたが決めるお酒のたしなみ方(女性)






