
ブランド力で未来を切り開く!
静岡茶を日本発のグローバルブランドとして世界に広げるために、昨年7月に「静岡茶ブランディングプロジェクト」がスタートしました。静岡茶の未来のために、県、市町、茶業関係者などが「共創」をテーマに一丸となって取り組んでいます。
静岡茶ブランディングプロジェクトとは?
静岡県は日本一の茶産地として知られていますが、国内市場の縮小などから、今後は世界にも販路を拡大していく必要があります。プロジェクトでは、静岡茶を世界で通用するブランドにするために、世界的クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏を迎え、県や茶業関係者などが一丸となってブランディングを進めています。
プロジェクトへの意気込み
静岡茶は多様性や歴史に富み、日本茶の中心です。全世界で「やっぱり静岡茶最高だね」と言ってもらえる日がくるよう、関わっていきたいです。

カネ十農園株式会社
代表取締役 渡辺 知泰さん
地域を挙げてブランドを成し得るのは非常に大事なこと。静岡のお茶で地域の名前が豊かになるよう、皆さんと共に進んでいければと思います。

丸七製茶株式会社
代表取締役社長 鈴木 成彦さん
どうなる?静岡茶
県内では茶園の面積、従事者共にピークの昭和後期から大幅に減っています。静岡県の誇りである茶産業の衰退を防ぎ、未来の担い手を増やしていくためにも今、ブランディングが必要です。
ピークから大きく減少
■茶栽培農家数(戸)
昭和40年 6万8373戸 → 令和2年 5827戸
■茶園面積(ヘクタール)
昭和60年 2万3000ヘクタール → 令和7年 1万1600ヘクタール
世界ではブランドとして知られていない!?
皆さんは「静岡茶とは?」と聞かれたら、どう答えますか。答えようとしても意外と「静岡茶」って曖昧なもの。産地や茶種などをイメージする人が多いかもしれません。世界のお茶市場は年々拡大しているものの、静岡茶の認知度は低いのが現状。まずは「これが静岡茶です」とシンプルに誰もが知るブランドイメージを作り上げる必要があります。
世界では認知度が低い
- 個々の事業戦略
- 個々のプロモーション戦略
静岡茶は8地域の産地と17銘柄により構成されていることもあり、事業やプロモーションの戦略が多種多様。
ブランドのベース価値
- ベース価値を作る戦略
個々の活動は尊重しつつ、静岡茶が唯一無二の存在になるようベースの価値を高めながら、世界に名乗る。
まずは「静岡茶です」と世界に名乗ることから始まります。静岡茶としてのブランドが確立すれば、個々の製品や観光地としての価値も上がります!
現在の取り組み、これからの取り組み
令和7年度
昨年7月
プロジェクトがキックオフ
→課題発見・設定
→コンセプト策定(現在実施中)
どんな意見が出ているの?
静岡県は、
・生産に加え茶葉のブレンドなどの加工技術もある
・煎茶の歴史・文化を持っている
・茶に関わる多様な産業が集積する「お茶のシリコンバレー」
令和8年度以降
課題解決策の実行
・プロモーション
・商品の試作
・ティーツーリズム など
そして、世界で輝く静岡茶に
やっぱり飲むなら静岡茶だよね〜
日本に来たら静岡の茶園を体験するのが王道だよね!

プロジェクトの詳細はこちら
[問い合わせ]
県お茶振興課 ☎054(221)2684 ✉︎ocha-shinko@pref.shizuoka.lg.jp
