市内の自然の不思議や、そこに住む様々な生き物の面白い生態などをご紹介します。
エピソード 68 鳴く虫1番目
今頃の暖かい夜に、生垣や野原から「ジーー」と高い音の連続音が聞こえてきます。これは、「クビキリギス」というキリギリスの仲間の鳴く(鳴らす)音です。
クビキリギスは5センチメートルほどの大きさで頭がとがった細長い形をしています。捕まえたときに噛みつかれた際、噛みつく顎の力が強いため振り払おうとすると頭が取れてしまうことがあり、それが名前の由来となっています。
鳴く虫のほとんどは、夏頃から鳴き初めますが、クビキリギスは秋に卵から幼虫が孵り、成虫で冬を越すため、他のどの虫よりも早く鳴き始めます。
クビキリギスは緑色が一般的ですが、茶色(褐色)の個体もよく見つかります。近年の研究で、成虫になる時の湿度が体色に影響していると判りました。湿度が高いと緑色、低いと茶色に変わるようで、育つ草むらの環境に適応していると考えられています。


鳴き声をたよりに近所のクビキリギスは何色か見てみてください。
問 湖北野鳥センター(☎79・1289)
