上関町長 西 哲夫
新年あけましておめでとうございます。
輝かしい令和8年の新春をお健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
また、日頃より町政運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年の干支は丙午(ひのえうま)で60年に一度巡ってまいります。「華やかで力強い」という意味をもつとも言われ、本町にとりましても、活力に満ちた、持続可能なまちづくりに向けた飛躍の年となることを願っております。
さて、昨年の本町の財政を振り返りますと、一般会計歳入における町税は5.3%にとどまり、依然として国の地方交付税への依存度が高い状況です。財政運営は年々厳しさを増し、新たな財源の確保が求められております。安定した行政運営を維持していくためには、財政調整基金を安易に取り崩すことなく、計画的に対応することが重要です。令和8年度の予算編成においても「持続可能なまちづくり」および「住民に寄り添った町政」を基本方針に、事業選択に取り組んで参ります。住民の皆様には、現状をご理解のうえ、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
昨年は、梅雨期間が観測史上最短となり、その後も猛暑日が続くなど、気候変動の影響を強く感じる1年でした。加えて、米不足や物価高騰による生活への影響も大きく、皆様には大変なご苦労があったことと存じます。全国的にはクマによる被害が多発し、生態系の変化も懸念されます。本町におきましても、イノシシによる農作物被害や空き家への侵入が見られ、猟友会の皆様のご協力をいただきながら対策を進めているところです。
国政では、アメリカによる関税政策、参議院選挙で与党が少数となったことや新たな連立政権の発足による高市総理大臣の誕生など、経済と政治において激動の年であったように思います。
本町では、8月に中国電力株式会社より、使用済燃料中間貯蔵施設について「立地は可能」との調査結果が報告されました。10月に実施された国勢調査では、人口減少が見込まれ、少子高齢化が一層進む大きな課題として浮き彫りになっております。
私自身、本年10月に町長の任期を迎えます。令和4年の就任以来、財政・人口・産業の現状を踏まえ、将来に向けた地域振興策の必要性を強く感じてまいりました。中間貯蔵施設に関する議論については、今後、事業計画が提出されれば、住民の皆様のご意見を伺い、議会とともに丁寧に検討を進めてまいります。私は、住民の代弁者である議会のご意向を尊重し、町政に取り組む姿勢を変えることはありません。
「町の主役は住民皆様です」
この基本姿勢を忘れず、本年も町政の発展と地域振興に全力で取り組んでまいる所存です。引き続き、皆様の変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに本年が皆様にとりまして幸多き1年となりますよう心より祈念し、新年のごあいさつといたします。
